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NBA

モラントのブザービーターでグリズリーズが新HC就任後初勝利!再びPO圏内に浮上し最終レースへ【今後の日程一覧】<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.04.04

後半の爆発でグリズリーズを勝利に導いたモラント。残り5試合、6位以内をキープできるか。(C)Getty Images

後半の爆発でグリズリーズを勝利に導いたモラント。残り5試合、6位以内をキープできるか。(C)Getty Images

 現地時間4月3日、メンフィス・グリズリーズは敵地でマイアミ・ヒートと対戦。リードチェンジ19回の熱戦をエースのジャ・モラントの劇的ブザービーターで制し、連敗を4でストップした。

 3月28日に6シーズン指揮を執ったテイラー・ジェンキンスHC(ヘッドコーチ)を電撃解任したグリズリーズは、直近8試合で7敗と苦戦。試合前時点では44勝32敗でロサンゼルス・クリッパーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズと並び、ウエスタン・カンファレンス8位まで落ちていた。

 この日も6連勝中と勢いに乗るヒートが相手とあって厳しい戦いが予想され、実際に第1クォーターは終始追いかける展開。第2クォーター終盤に逆転に成功したものの、再びリードを奪い返され、49-50で前半を終えた。
 
 迎えた後半、ラスト18分間は最大点差が5点というしびれる展開で躍動したのがモラントだ。25歳のエースは前半は3得点、3ターンオーバーと精彩を欠いたが、第3クォーターは8連続得点を含む16得点と復活。

 第4クォーターも残り7分過ぎに立て続けのオフェンシブ・リバウンドから連続ゴール、残り2分17秒にはドライブからダンクと気迫のプレーを見せる。

 極め付きは108-108と同点に追いつかれて迎えたラストポゼッション。1オン1のシチュエーションでボールを託された背番号12は、ドリブルでペイントエリアに侵入後、残り1秒でステップバックジャンパーを放つと、ボールはリングを数回弾んでブザーとともにネットイン。敵地のファンを黙らせる劇的弾で勝利をもたらした。

 このウィニングショットには、ベンチ登録されながら出番がなかった河村勇輝も大歓喜。チームメイトたちとともにモラントのお馴染みのハンドサイン(Call 12=電話をかけるような仕草)で祝福した。

 トゥオマス・イサロ暫定HC就任後初勝利をあげたグリズリーズは、モラントが後半の27点を含む30得点、5リバウンド、デズモンド・ベインが17得点、9リバウンド、6アシスト、スコッティ・ピッペンJr.もベンチから17得点、7アシストをあげて連敗ストップに貢献した。

 エースの活躍で息を吹き返したチームは再びプレーオフ自動出場圏内の6位に浮上(ウルブズとは同率だがタイブレーカーを保持)。残りは5試合、気の抜けない戦いが続きそうだ。

【グリズーズ 今季残りスケジュール】
※カッコ内は日本時間、@=アウェーゲーム。

4月5日(6日8:00~)@ピストンズ
4月8日(9日8:00~)@ホーネッツ
4月10日(11日10:30~)vsウルブズ
4月11日(12日10:00~)@ナゲッツ
4月13日(14日4:30~)vsマーベリックス

構成●ダンクシュート編集部
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