レギュラーシーズン9試合を残した終盤戦の山場で、テイラー・ジェンキンスHC(ヘッドコーチ)の電撃解任に踏み切ったメンフィス・グリズリーズ。後任には、トップアシスタントコーチのトゥオマス・イサロが任命された。
アメリカではほとんど無名だが、フィンランド出身の42歳は、ヨーロッパでは近年注目を集めている若手指揮官だ。
2023年にドイツの中堅クラブであるテレコム・バスケット・ボンをバスケットボール・チャンピオンズリーグ(BCL)初優勝に導くと、同大会の最優秀コーチに選出。翌年は元NBA幹部デイビッド・カーン率いるフランスの新生クラブ、パリ・バスケットボールの指揮官に迎えられ、ここでも国内のカップ戦、そしてユーロリーグのアンダーカテゴリーにあたるユーロカップでも頂点に導いた。
国内リーグではASモナコに敗れて惜しくも優勝は逃したが、創設6年目にしてファイナル進出という堂々たる成績を残している。
パリ・バスケットボールとの契約は2026年まで残っており、クラブ側は当然続投を望んでいたが、グリズリ―ズを筆頭にワシントン・ウィザーズからもアシスタントコーチのオファーを受けていたイサロの気持ちはNBA挑戦に傾いていた。そして結局、”トップアシスタント”のポストを用意するという条件を提示したグリズリーズを選び、今季を迎えたのだった。
現役時代はシューティングガードで、シュート力とコートビジョン、バスケIQ には定評があったが、「ボールハンドリングはイマイチだった」と本人が以前インタビューで告白している。そんな彼が尊敬していた選手は、ユタ・ジャズのレジェンドで、殿堂入りの名ガード、ジョン・ストックトンだ。
14年間の現役生活を31歳で終えた彼は、その後すぐに指導者に転向。地元フィンランドのプロクラブと代表のユース世代のコーチを兼任しながらキャリアを重ね、2016年にドイツリーグへステップアップ。ボンを率いた2022、23年は2年連続でドイツリーグの最優秀コーチに選ばれている。
昨年のユーロカップ決勝を前にインタビューで明かしていた、イサロのコーチ哲学はなかなか興味深い。
彼の持論は、「人間にはどんなことでも習慣にできる能力が備わっている」というものだという。
ボンで指導していた時代、イサロは我流のトレーニングを導入した。それは、一定の時間、最大強度のプレーを要求し、そのあと休憩、休憩が終わったらまた強度の高いプレー、というのを繰り返すもの。最初は選手たちも戸惑っていたらしいが、シーズンが終わった際、チームのエースでBCLのMVPに輝いたガードのTJ・ショーツは、「あのトレーニングこそが自分たちにとってのゲームチェンジャーだった」と振り返っている。
このトレーニングの狙いは、自分のエネルギーをセーブすることを考えずに、コートに立っている時は躊躇なく全力を出し切ることを習慣づける点にある。ベンチで休む時間帯があっても、コートに飛び出した瞬間から、自分のマックスを出すことができるようになるのだ。
アメリカではほとんど無名だが、フィンランド出身の42歳は、ヨーロッパでは近年注目を集めている若手指揮官だ。
2023年にドイツの中堅クラブであるテレコム・バスケット・ボンをバスケットボール・チャンピオンズリーグ(BCL)初優勝に導くと、同大会の最優秀コーチに選出。翌年は元NBA幹部デイビッド・カーン率いるフランスの新生クラブ、パリ・バスケットボールの指揮官に迎えられ、ここでも国内のカップ戦、そしてユーロリーグのアンダーカテゴリーにあたるユーロカップでも頂点に導いた。
国内リーグではASモナコに敗れて惜しくも優勝は逃したが、創設6年目にしてファイナル進出という堂々たる成績を残している。
パリ・バスケットボールとの契約は2026年まで残っており、クラブ側は当然続投を望んでいたが、グリズリ―ズを筆頭にワシントン・ウィザーズからもアシスタントコーチのオファーを受けていたイサロの気持ちはNBA挑戦に傾いていた。そして結局、”トップアシスタント”のポストを用意するという条件を提示したグリズリーズを選び、今季を迎えたのだった。
現役時代はシューティングガードで、シュート力とコートビジョン、バスケIQ には定評があったが、「ボールハンドリングはイマイチだった」と本人が以前インタビューで告白している。そんな彼が尊敬していた選手は、ユタ・ジャズのレジェンドで、殿堂入りの名ガード、ジョン・ストックトンだ。
14年間の現役生活を31歳で終えた彼は、その後すぐに指導者に転向。地元フィンランドのプロクラブと代表のユース世代のコーチを兼任しながらキャリアを重ね、2016年にドイツリーグへステップアップ。ボンを率いた2022、23年は2年連続でドイツリーグの最優秀コーチに選ばれている。
昨年のユーロカップ決勝を前にインタビューで明かしていた、イサロのコーチ哲学はなかなか興味深い。
彼の持論は、「人間にはどんなことでも習慣にできる能力が備わっている」というものだという。
ボンで指導していた時代、イサロは我流のトレーニングを導入した。それは、一定の時間、最大強度のプレーを要求し、そのあと休憩、休憩が終わったらまた強度の高いプレー、というのを繰り返すもの。最初は選手たちも戸惑っていたらしいが、シーズンが終わった際、チームのエースでBCLのMVPに輝いたガードのTJ・ショーツは、「あのトレーニングこそが自分たちにとってのゲームチェンジャーだった」と振り返っている。
このトレーニングの狙いは、自分のエネルギーをセーブすることを考えずに、コートに立っている時は躊躇なく全力を出し切ることを習慣づける点にある。ベンチで休む時間帯があっても、コートに飛び出した瞬間から、自分のマックスを出すことができるようになるのだ。
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