現地時間４月８日（日本時間９日、日付は以下同）、NBAは10試合が行なわれ、ウエスタン・カンファレンスでは４位のロサンゼルス・クリッパーズ、５位のデンバー・ナゲッツ、６位のゴールデンステイト・ウォリアーズ、７位のメンフィス・グリズリーズがいずれも47勝32敗（勝率59.5％）で並んだ。

　大混戦のウエストでプレーオフ進出を決めているのは、首位オクラホマシティ・サンダー（65勝14敗／勝率82.3％）と２位のヒューストン・ロケッツ（52勝27敗／勝率65.8％）の２チームに対し、イーストではすでにプレーオフに出場する６チーム、プレーイン・トーナメントへ参戦する４チームが決まっている。

　ただ、現時点で順位が確定しているのは首位のクリーブランド・キャバリアーズ（63勝16敗／勝率79.7％）と２位のボストン・セルティックス（59勝20敗／勝率74.7％）だけで、３位以下は熾烈な順位争いが繰り広げられている。

　プレーインでイースト第７シードをかけて激突することが濃厚な７位のオーランド・マジックはこの日、８位のアトランタ・ホークスとホームで対戦し、119－112で勝利を収めた。
  　マジックはパオロ・バンケロがゲームハイの33得点に10リバウンド、４アシスト、フランツ・ヴァグナーが22得点、６リバウンド、６アシスト、２スティール、ウェンデル・カーターJr.が17得点、９リバウンド、６スティール、３ブロック、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが15得点、３スティールをマーク。

　重要な一戦でダブルダブルの活躍を演じたバンケロは、この一戦を次のように振り返った。

「全員が自分たちの順位がどこなのかわかっていた。タイブレイクになった時に重要な試合になると理解していたし、僕たちはプレーオフのような気持ちで試合に臨んだ。48分間しっかりと戦えたと思う」

　これでマジックは39勝40敗（勝率49.4％）とし、８位ホークス（37勝42敗／勝率46.8％）とのゲーム差を2.0に拡大。直接対決の成績でも２勝１敗と一歩リードした。

　同じサウスイースト・ディビジョンに所属する両チームは、レギュラーシーズン最終日の13日にも対戦。もし最終成績が並んだ場合は、タイブレイク方式で直接対決の戦績が優先され、その次に同地区チームとの戦績で順位が決まる。