現地時間4月8日(日本時間9日、日付は以下同)、デンバー・ナゲッツがマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)の解任と、カルビン・ブースGM(ゼネラルマネージャー)と延長契約を結ばないことを発表した。
今季のナゲッツは昨季と同じ36勝19敗(勝率65.5%)でオールスターブレイクを迎えたものの、球宴後は11勝13敗と負け越し。8日時点でウエスタン・カンファレンス4位につけているが、主力のジャマール・マレーの故障離脱で4月に入ってからシーズンワーストの4連敗と調子を落としていた。
レギュラーシーズン残り3試合という異例のタイミングでの指揮官交代について、ナゲッツを保有する『クロンキ・スポーツ&エンターテインメント』のバイスチェアマンを務めるジョシュ・クロンキが声明を発表した。
「この決断は簡単に下されたものではなく、慎重に検討を重ねたうえでのものであり、2025年のNBAチャンピオンシップに向け、チームに最善のチャンスを与えるための決断です。デンバー、そして世界中のファンに再びタイトルを届けることが我々の目標です。
このタイミングでの決断は残念ではありますが、今、最高レベルで戦うためには必要なステップでした。今シーズンもチャンピオンを狙う基準と期待は変わっていません。コーチ・マローンが築いてくれたものを土台に、今後さらに前進していきたいと考えています」
マローンは15年にナゲッツのHCに就任。同じタイミングで入団し、スーパースターに成長したニコラ・ヨキッチと翌年のドラフトで指名したマレーの2枚看板を中心に、19年から6年連続プレーオフへ勝ち進み、23年にはチームをフランチャイズ初優勝に導いた。通算成績はレギュラーシーズン471勝327敗(勝率59.0%)、プレーオフ44勝36敗(勝率55.0%)で、勝利数はいずれも球団最多の数字だった。
なお、クロンキは今回の解任は単なる勝敗だけではないとしながらも、オールスター後のチームの成績不振が要因のひとつにとなったことも認めている。
「一定期間あのチームを見てきた中で、時折懸念される傾向がありました。しかし、それは時に勝利によって見えにくくなっていました。(今季は)オールスター前に8連勝したこともありましたが、それ以降は11勝13敗、直近では4連敗中です。この流れのままでは、近いうちにプレーオフ敗退が現実のものになると感じていました」
再び優勝を狙うために苦渋の決断を下したナゲッツ。マローン解任に伴い、今季の残り試合はトップアシスタントコーチだったデイビッド・アデルマンが暫定HCとして指揮を執ることになった。
構成●ダンクシュート編集部
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