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NBA

殿堂入り決定のハワードが2012年夏のマジック退団を回想「オーランドを離れたことで、多くの教訓を得た」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.04.11

マジックで頂点に立つことはできなかったハワードだが、移籍して得たものも多かったようだ。(C)Getty Images

マジックで頂点に立つことはできなかったハワードだが、移籍して得たものも多かったようだ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズでプレーした2021-22シーズンを最後にNBAから離れたドワイト・ハワードは、現時点で正式に現役引退を表明したわけではなく、今夏には3x3のプロリーグ“BIG3”のロサンゼルス・ライオットでプレーすることが決まっている。

 ただ、現地時間3月24日(日本時間25日、日付は以下同)にはオーランド・マジックの球団史上13人目の殿堂入りを飾り、4月5日には今年度のバスケットボール殿堂入りが正式に発表された。9月5、6日にはカーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)やWNBAレジェンドのスー・バード、マヤ・ムーアらと式典へ出席する。

 公称208cm・120kgのハワードは、18年間のNBAキャリアでマジック、レイカーズ、ヒューストン・ロケッツ、アトランタ・ホークス、シャーロット・ホーネッツ、ワシントン・ウィザーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズと計7チームに所属。通算1242試合で平均15.7点、11.8リバウンド、1.79ブロック、フィールドゴール成功率58.7%を記録した。

 ホーネッツ時代の2018年3月21日にはブルックリン・ネッツ相手に32得点とキャリアハイの30リバウンドをマーク。2度目のレイカーズ在籍となった2020年にはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス(現ダラス・マーベリックス)とともにNBAチャンピオンに輝いた。
 
 もっとも、ハワードの全盛期はNBA入りから最初の8シーズンをプレーしたマジック時代なのは誰もが認めるところ。2004年のドラフトでマジックから全体1位指名されると、12年までの8シーズンで通算621試合に出場し、平均18.4点、13.0リバウンド、2.16ブロック、フィールドゴール成功率57.7%を残した。

 在籍中はリバウンド王に4度、ブロック王に2度輝いたほか、最優秀守備選手賞をNBA史上唯一の3シーズン連続で受賞。2008-09と2009-10シーズンには球団史上2位の59勝23敗(勝率72.0%)の成績に導き、2009年には球団14年ぶりとなるNBAファイナル進出の立役者となった。

 だが2012年夏の4チーム間トレードでハワードはマジックを離れてレイカーズへ移籍。コビー・ブライアント、パウ・ガソル、スティーブ・ナッシュとプレーし、翌年にはFA(フリーエージェント)でロケッツへ移籍してジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)とチームメイトになった。
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