現地時間4月11日(日本時間12日)、デンバー・ナゲッツはホームのボール・アリーナで行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦を117-109で制した。
ナゲッツは右足首捻挫で過去6戦を欠場していたジャマール・マレーが待望の復帰。持ち前の勝負強さを発揮して終盤のクラッチショットを含む15得点、5リバウンド、7アシストで勝利に貢献した。
マイケル・マローン前HC(ヘッドコーチ)の解任からデイビッド・アデルマン暫定HCに切り替わりチームは2連勝。マレーは「僕はこの(クラッチタイム)のために生きている。小さい頃から夢見てきたことだ。自分たちは自信と積極性を持ってプレーできている。あの変化から最高のスタートを切っている」と自信を覗かせた。
ナゲッツはレギュラーシーズン1試合を残してウエスタン・カンファレンス4位の49勝32敗(勝率60.5%)。5位のロサンゼルス・クリッパーズとは同率で、6位のゴールデンステイト・ウォリアーズ、7位のミネソタ・ティンバーウルブズがそれぞれ48勝33敗(勝率59.3%)で1.0ゲーム差につける。
13日(日本時間14日)の試合結果によってプレーイン・トーナメント枠の7位へ転落する可能性もあるため、最終戦(対ヒューストン・ロケッツ)も勝利は必須な状況だ。
そうしたなか、グリズリーズ戦で26得点、16リバウンド、13アシスト、2スティールをマークし、今季34度目のトリプルダブルを達成したニコラ・ヨキッチは、今季の平均トリプルダブルも確定した。
オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)と、過去4度達成しているチームメイトのラッセル・ウエストブルックに続くNBA歴代3人目、センターでは初の快挙を成し遂げたヨキッチは試合後、彼らしく控えめに喜びを表現した。
「それは良いことだね。これまで僕は達成したことがなかったから。何て言ったらいいかわからないけど、いい気分だよ」
ヨキッチは現時点で平均29.8点(リーグ3位)、12.8リバウンド(同2位)、10.3アシスト(同2位)、さらにスティールでも1.81本で2位と、4部門でリーグトップ3入りする超人的なスタッツを残している。
過去4シーズンで3度のMVPを受賞しているヨキッチは、今季も有力候補の1人なのは間違いない。もし4度目の受賞を果たせば、NBA史上6人目の偉業となる。
ただし、今季はウエスト首位の67勝14敗(勝率82.7%)でフランチャイズ新記録を更新したオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーがMVPの最有力候補に立っている。ナゲッツが第4シードを獲得したとしても、ヨキッチの受賞の可能性はよくて五分五分と言わざるを得ない。
アデルマン暫定HCは「もし彼がMVPを勝ち獲れなければ、MVPを獲得できなかった選手における史上最高のシーズンになる」と語った。
平均トリプルダブルが達成された過去4シーズンで、MVPに選ばれたのは2016-17シーズンのウエストブルックのみ。ヨキッチは歴史的なスタッツを記録しているとはいえ、過去3度も受賞している事実が、投票者たちの判断に影響を及ぼすかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
【NBA】ヨキッチが史上3人目の「シーズン平均トリプルダブル」達成!センターでは初の平均10アシスト超え<DUNKSHOOT>
ナゲッツは右足首捻挫で過去6戦を欠場していたジャマール・マレーが待望の復帰。持ち前の勝負強さを発揮して終盤のクラッチショットを含む15得点、5リバウンド、7アシストで勝利に貢献した。
マイケル・マローン前HC(ヘッドコーチ)の解任からデイビッド・アデルマン暫定HCに切り替わりチームは2連勝。マレーは「僕はこの(クラッチタイム)のために生きている。小さい頃から夢見てきたことだ。自分たちは自信と積極性を持ってプレーできている。あの変化から最高のスタートを切っている」と自信を覗かせた。
ナゲッツはレギュラーシーズン1試合を残してウエスタン・カンファレンス4位の49勝32敗(勝率60.5%)。5位のロサンゼルス・クリッパーズとは同率で、6位のゴールデンステイト・ウォリアーズ、7位のミネソタ・ティンバーウルブズがそれぞれ48勝33敗(勝率59.3%)で1.0ゲーム差につける。
13日(日本時間14日)の試合結果によってプレーイン・トーナメント枠の7位へ転落する可能性もあるため、最終戦(対ヒューストン・ロケッツ)も勝利は必須な状況だ。
そうしたなか、グリズリーズ戦で26得点、16リバウンド、13アシスト、2スティールをマークし、今季34度目のトリプルダブルを達成したニコラ・ヨキッチは、今季の平均トリプルダブルも確定した。
オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)と、過去4度達成しているチームメイトのラッセル・ウエストブルックに続くNBA歴代3人目、センターでは初の快挙を成し遂げたヨキッチは試合後、彼らしく控えめに喜びを表現した。
「それは良いことだね。これまで僕は達成したことがなかったから。何て言ったらいいかわからないけど、いい気分だよ」
ヨキッチは現時点で平均29.8点(リーグ3位)、12.8リバウンド(同2位)、10.3アシスト(同2位)、さらにスティールでも1.81本で2位と、4部門でリーグトップ3入りする超人的なスタッツを残している。
過去4シーズンで3度のMVPを受賞しているヨキッチは、今季も有力候補の1人なのは間違いない。もし4度目の受賞を果たせば、NBA史上6人目の偉業となる。
ただし、今季はウエスト首位の67勝14敗(勝率82.7%)でフランチャイズ新記録を更新したオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーがMVPの最有力候補に立っている。ナゲッツが第4シードを獲得したとしても、ヨキッチの受賞の可能性はよくて五分五分と言わざるを得ない。
アデルマン暫定HCは「もし彼がMVPを勝ち獲れなければ、MVPを獲得できなかった選手における史上最高のシーズンになる」と語った。
平均トリプルダブルが達成された過去4シーズンで、MVPに選ばれたのは2016-17シーズンのウエストブルックのみ。ヨキッチは歴史的なスタッツを記録しているとはいえ、過去3度も受賞している事実が、投票者たちの判断に影響を及ぼすかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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