ロサンゼルス・レイカーズ、いやNBAが生んだ歴代屈指のスーパースター、コビー・ブライアントの訃報を聞いて多くの人がその悲しみをまだ引きずっている。
レジェンドのクリス・ウェバーもその1人だ。ウェバーは自身のSNSに「君との戦いは名誉だった。そして君を友達と呼べることは名誉だ」とコメントした。
ウェバーはサクラメント・キングス在籍時代、プレーオフでコビー率いるレイカーズに3年連続でファイナルへの道を阻まれている。2000年、01年、02年とすべてレイカーズがチャンピオンシップを手にしたシーズンだ。
「俺たちキングスはウエスタン・カンファレンスを勝ち上がってファイナルに進む自信があったし、結果も出ていた時だった」とウェバーは語る。
1998年にウェバーがキングスに移籍した同年、ブラデ・ディバッツ、ジェイソン・ウィリアムズ、ペジャ・ストヤコビッチが入団。ヘッドコーチ(HC)にはポートランド・トレイルブレイザーズで一時代を築いた名将リック・アデルマンが就任した。
それまでのキングスはサクラメントにフランチャイズを移してから13シーズン、勝率が5割を超えた年は1度もなく、プレーオフ進出もわずか2回でいずれも1回戦敗退。そんなドアマットチームがこのウェバーの加入により、プレーオフ常連チームに変貌を遂げたのだ。
しかし加入2年目の1999ー2000シーズン、プレーオフ1回戦でレイカーズに2勝3敗と破れ、レイカーズはそのままチャンピオンに輝いた。このシーズンのレイカーズはフィル・ジャクソンをHCに迎え、レギュラーシーズンは勝率8割超えという断トツの強さを誇った。しかしキングスは最後までレイカーズを苦しめたのだ。
ウェバーは当時のレイカーズについて以下のように語る。
「ジャクソンHCの戦術にシャック(シャキール・オニール)がフィットした。周りの選手たちもシャックに効率よくボールを回すことでオフェンスの優位性を保持することができ、相手は防ぎようがなかった。そこをウチはディバッツと俺でシャックをうまく封じながら戦うことができていた」
続けてそのシーズンのコビーについてウェバーはこう見ていた。
「コビーはどこか不完全燃焼で、まるで自分がチームに所属していないような感じだった。引退した後で彼と話してわかったんだけれど、コビーはシャックへのライバル心でしかプレーしていなかったことを話してくれた」
コビーの複雑な心境は、彼と同じ時代に戦ったことのある選手なら誰でも感じていただろう。レイカーズの一番の顔としてプレーしたい貪欲な気持ちを持ちながらも、現実としてあの時はシャックの存在は絶対的なものでコビーもそれを超えられずにいた。
レジェンドのクリス・ウェバーもその1人だ。ウェバーは自身のSNSに「君との戦いは名誉だった。そして君を友達と呼べることは名誉だ」とコメントした。
ウェバーはサクラメント・キングス在籍時代、プレーオフでコビー率いるレイカーズに3年連続でファイナルへの道を阻まれている。2000年、01年、02年とすべてレイカーズがチャンピオンシップを手にしたシーズンだ。
「俺たちキングスはウエスタン・カンファレンスを勝ち上がってファイナルに進む自信があったし、結果も出ていた時だった」とウェバーは語る。
1998年にウェバーがキングスに移籍した同年、ブラデ・ディバッツ、ジェイソン・ウィリアムズ、ペジャ・ストヤコビッチが入団。ヘッドコーチ(HC)にはポートランド・トレイルブレイザーズで一時代を築いた名将リック・アデルマンが就任した。
それまでのキングスはサクラメントにフランチャイズを移してから13シーズン、勝率が5割を超えた年は1度もなく、プレーオフ進出もわずか2回でいずれも1回戦敗退。そんなドアマットチームがこのウェバーの加入により、プレーオフ常連チームに変貌を遂げたのだ。
しかし加入2年目の1999ー2000シーズン、プレーオフ1回戦でレイカーズに2勝3敗と破れ、レイカーズはそのままチャンピオンに輝いた。このシーズンのレイカーズはフィル・ジャクソンをHCに迎え、レギュラーシーズンは勝率8割超えという断トツの強さを誇った。しかしキングスは最後までレイカーズを苦しめたのだ。
ウェバーは当時のレイカーズについて以下のように語る。
「ジャクソンHCの戦術にシャック(シャキール・オニール)がフィットした。周りの選手たちもシャックに効率よくボールを回すことでオフェンスの優位性を保持することができ、相手は防ぎようがなかった。そこをウチはディバッツと俺でシャックをうまく封じながら戦うことができていた」
続けてそのシーズンのコビーについてウェバーはこう見ていた。
「コビーはどこか不完全燃焼で、まるで自分がチームに所属していないような感じだった。引退した後で彼と話してわかったんだけれど、コビーはシャックへのライバル心でしかプレーしていなかったことを話してくれた」
コビーの複雑な心境は、彼と同じ時代に戦ったことのある選手なら誰でも感じていただろう。レイカーズの一番の顔としてプレーしたい貪欲な気持ちを持ちながらも、現実としてあの時はシャックの存在は絶対的なものでコビーもそれを超えられずにいた。