将来の殿堂入りが確実視されるスーパースターのルカ・ドンチッチとレブロン・ジェームズを擁し、プレーオフで上位進出が期待されていたロサンゼルス・レイカーズが、早くも崖っぷちに立たされた。
現地時間4月27日(日本時間28日)に敵地ターゲット・センターで行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズとのファーストラウンド第4戦。第6シードのウルブズに1勝2敗とリードを許しているレイカーズにとっては"マストウィン・ゲーム"だったが、第3クォーター終了時の10点リードを守り切れず113-116でシリーズ3敗目。ドンチッチの38得点、レブロンの27得点、12リバウンド、8アシスト、八村塁の23得点の活躍も、勝利には届かなかった。
レイカーズが白星をあげたのは第2戦のみで、第1、3戦は2桁点差で敗戦。シリーズ全体のスタッツを見てもレイカーズが平均101.5点に対してウルブズは108.5点、セカンドチャンスポイントは59-74、ファーストブレイクポイントも37-68、第4クォーターの総得点に至っては69-105と、完全に相手に主導権を握られている。
そんななか、第4戦終了後に1980年代のレイカーズで主力を務めた殿堂入り選手のジェームズ・ウォージーは、『Spectrum SportsNet』の番組で次のように語った。
「この敗戦は本当に堪える。私は引退して30年以上経つけど、絶対に勝たなければならないプレーオフゲームで、様々なプレーを正しく遂行した時の感覚は今も鮮明に覚えている。レイカーズは各クォーターでリードしていた。7点、8点、時には12点差。それでも結局勝ちきれなかった」
痛恨の逆転負けに失望を隠せなかった1988年のファイナルMVPは、敗因にオフェンスの単調さ、勝負所での詰めの甘さ、そして主力メンバーの酷使を挙げた。
「試合の主導権は握っていたが、オフェンスに動きがなく、ルカに頼りすぎていた。スペースがあまりないハーフコートでスクリーンを繰り返してばかりで、なかなか(ディフェンスを)崩せなかった。シュートも決まらないし、終盤のファウルも痛かった。振り返ってみれば、詰めが甘かったのだろう。後半に(同じメンバーで)ずっとプレーを続けたことも、疲労を招いたのかもしれない。
正直、ゲイブ(ヴィンセント)や他のベンチメンバーにもう少し期待していた、ただ、これが現実だ。この負けは本当に痛い。帰りの飛行機も辛いものになるだろう。今の課題は第5戦に向けて準備し、勝って、この敗戦から学ぶことだ。ただ、今日の試合は本当に選手たちの心身に大きなダメージを与えたと思う」
大きな希望を持ってポストシーズンに挑んだものの、厳しい現実を突きつけられたレイカーズ。次のラウンドに進むためにはここから3連勝する必要があるが、レブロンが「次の1勝のことだけを考える」と強調したように、まずは目の前の1試合にフォーカスすることが重要だろう。
構成●ダンクシュート編集部
「レブロンに爆発してほしかったが…」後半に選手交代を行なわなかったレイカーズ指揮官に元選手が苦言「初歩的なミス」<DUNKSHOOT>
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レイカーズが白星をあげたのは第2戦のみで、第1、3戦は2桁点差で敗戦。シリーズ全体のスタッツを見てもレイカーズが平均101.5点に対してウルブズは108.5点、セカンドチャンスポイントは59-74、ファーストブレイクポイントも37-68、第4クォーターの総得点に至っては69-105と、完全に相手に主導権を握られている。
そんななか、第4戦終了後に1980年代のレイカーズで主力を務めた殿堂入り選手のジェームズ・ウォージーは、『Spectrum SportsNet』の番組で次のように語った。
「この敗戦は本当に堪える。私は引退して30年以上経つけど、絶対に勝たなければならないプレーオフゲームで、様々なプレーを正しく遂行した時の感覚は今も鮮明に覚えている。レイカーズは各クォーターでリードしていた。7点、8点、時には12点差。それでも結局勝ちきれなかった」
痛恨の逆転負けに失望を隠せなかった1988年のファイナルMVPは、敗因にオフェンスの単調さ、勝負所での詰めの甘さ、そして主力メンバーの酷使を挙げた。
「試合の主導権は握っていたが、オフェンスに動きがなく、ルカに頼りすぎていた。スペースがあまりないハーフコートでスクリーンを繰り返してばかりで、なかなか(ディフェンスを)崩せなかった。シュートも決まらないし、終盤のファウルも痛かった。振り返ってみれば、詰めが甘かったのだろう。後半に(同じメンバーで)ずっとプレーを続けたことも、疲労を招いたのかもしれない。
正直、ゲイブ(ヴィンセント)や他のベンチメンバーにもう少し期待していた、ただ、これが現実だ。この負けは本当に痛い。帰りの飛行機も辛いものになるだろう。今の課題は第5戦に向けて準備し、勝って、この敗戦から学ぶことだ。ただ、今日の試合は本当に選手たちの心身に大きなダメージを与えたと思う」
大きな希望を持ってポストシーズンに挑んだものの、厳しい現実を突きつけられたレイカーズ。次のラウンドに進むためにはここから3連勝する必要があるが、レブロンが「次の1勝のことだけを考える」と強調したように、まずは目の前の1試合にフォーカスすることが重要だろう。
構成●ダンクシュート編集部
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