現地時間４月28日（日本時間29日、日付は以下同）、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ホームのチェイス・センターでヒューストン・ロケッツとのプレーオフ・ファーストラウンド第４戦に臨んだ。

　この日のウォリアーズはエースのステフィン・カリーが３ポイント成功率25.0％（２／８）の計17得点、３アシストと不調に終わったが、臀部深部筋の打撲から復帰したジミー・バトラーがフリースロー12本をノーミスで決めるなど27得点、５リバウンド、６アシスト、ブランディン・ポジェムスキーが６本の３ポイント成功を含む26得点、５リバウンド、５アシスト、２スティール、バディ・ヒールドが15得点、２スティール、クインテン・ポストが13得点をマーク。

　対するロケッツはアルペレン・シェングンがゲームハイの31得点、10リバウンドに５アシスト、２スティール、フレッド・ヴァンブリートが８本の３ポイントを含む25得点、６アシスト、アメン・トンプソンが17得点、９リバウンド、ディロン・ブルックスが11得点、６リバウンドと応戦した。

　同点10度、リードチェンジ11度、最終クォーターは終始５点差以内の手に汗握る好ゲームは、バトラーがチーム最後の７得点を１人で叩き出し、ウォリアーズが109－106で勝ち切り、３勝１敗とシリーズ突破に王手をかけた。
  　今季のハッスルアウォードを受賞したドレイモンド・グリーンは、前半だけで３ファウルにテクニカルファウル１回、タリ・イーソンとの小競り合いでフレグラントファウルを宣告された。

　しかしロケッツ最後のポゼッションではシェングンに対して好守を見せ、６得点、２アシストにチーム最多の８リバウンド、出場時間帯における得失点差はヒールドと並んで両チーム最多タイの＋17で勝利に貢献した。

　グリーンはこのシリーズ（３試合終了時点）で平均6.3点、6.3リバウンド、2.7スティール、1.7ブロックとマルチな働きを見せているが、アシストは平均2.7本で、4.0本のターンオーバーとオフェンス面で苦戦。

　スティーブ・カーHC（ヘッドコーチ）はグリーンの不調についてマッチアップの問題を挙げていた。

「相手がヴァンブリート（183㎝・89㎏）をつけているのが要因だ。彼らはドレイモンドのプレーメーキングを排除し、我々のオフェンスのスキーム（仕組み）から取り除こうとベストを尽くしている。だから、ドレイにとって簡単なシリーズではないんだ。いろんな部分で、非常に難しくなっているね」