ミネソタ・ティンバーウルブズのエース、アンソニー・エドワーズは、今年のオールスター期間中に「NBAの顔になりたいか?」と聞かれ、「なろうと思えばなれると思う。でも、そうなりたいとは思わない。ただ試合に出て、バスケをして、相手を圧倒して、家に帰る。俺はそういう存在でいたいんだ」と答えていた。
しかし彼の現在のパフォーマンスを見ると、スポットライトを避けることは到底無理な話だろう。
エドワーズ率いるウルブズは、現在行なわれているプレーオフの1回戦でルカ・ドンチッチとレブロン・ジェームズ擁するロサンゼルス・レイカーズ相手に3勝1敗と王手をかけている。
これを受けて、元NBA選手のルー・ウィリアムズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)は、米メディア『FanDuel』の番組『Run It Back』で皮肉交じりにこう語っていた。
「もしアントマン(エドワーズ)が注目されたくないなら、今やっていることは最悪だよ(笑)。だって彼は今、プレーオフでインフィニティ・ストーン(マーベル作品に登場するアイテム/6つすべてを集めると無限の力が手に入る)でも集めてるみたいだ。
去年はKD(ケビン・デュラント/フェニックス・サンズ)と真っ向勝負して勝っただろ? そして今年はレブロンに挑んでいる。歴代のスーパースターたちを次々に倒す役割を自分で引き受けているんだ。NBAの顔になりたくないなら、完全に逆の道を進んでいるよ」
昨年のプレーオフでウルブズはファーストラウンドでサンズを4勝0敗で下すと、カンファレンス・セミファイナルでは王者デンバー・ナゲッツを4勝3敗で撃破。エドワーズは11試合で平均28.9点、6.2リバウンド、5.9アシストを叩き出し、チームを2004年以来20年ぶりのカンファレンス・ファイナルへ導いた。
もっとも、今年のプレーオフ開幕前の『ESPN』の識者アンケートでは、12人中11人がレイカーズの勝ち上がりを予想するなど、第6シードのウルブズは格下と見なされていた。
しかし、23歳の大黒柱はこれをモチベーションに変え、最初の3戦で平均25.3点、7.3リバウンド、5.7アシスト。さらに第4戦では第4クォーターの16得点を含む計43得点、9リバウンド、6アシストの爆発で逆転勝利の原動力となった。
ウィリアムズは「去年のプレーオフからそうだけど、彼のシリーズへの向き合い方を見れば、本気でやってるのがわかる。余計なことは喋らず、プレーで全部見せてくれる。あれだけカリスマがあるのに、それがまたいいね。そういう姿勢が本当に好きなんだ。あのスタイル、自分の信念を貫く感じ。彼の人間性がすごくよく出てると思う」と評価していた。
エドワーズを中心に勢いに乗るウルブズは、次戦でシリーズ突破を決めることができるのか。NBAの“キング”レブロンを攻略できれば、“アントマン”の評価はさらに上がりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
悲願の初優勝へ!エドワーズが地元ファンに決意のメッセージ「昨年は“前菜”のようなものだった。今年は食事を楽しみたい」<DUNKSHOOT>
「彼がNBAの顔へと成長していくのを見たい」次世代スター、エドワーズとの関係をタウンズが語る「僕はアントの最高のチアリーダー」<DUNKSHOOT>
ウルブズの「歴代ベスト5」は?KGは他の選手との兼ね合いでSF。タウンズは史上最高になる可能性も
しかし彼の現在のパフォーマンスを見ると、スポットライトを避けることは到底無理な話だろう。
エドワーズ率いるウルブズは、現在行なわれているプレーオフの1回戦でルカ・ドンチッチとレブロン・ジェームズ擁するロサンゼルス・レイカーズ相手に3勝1敗と王手をかけている。
これを受けて、元NBA選手のルー・ウィリアムズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)は、米メディア『FanDuel』の番組『Run It Back』で皮肉交じりにこう語っていた。
「もしアントマン(エドワーズ)が注目されたくないなら、今やっていることは最悪だよ(笑)。だって彼は今、プレーオフでインフィニティ・ストーン(マーベル作品に登場するアイテム/6つすべてを集めると無限の力が手に入る)でも集めてるみたいだ。
去年はKD(ケビン・デュラント/フェニックス・サンズ)と真っ向勝負して勝っただろ? そして今年はレブロンに挑んでいる。歴代のスーパースターたちを次々に倒す役割を自分で引き受けているんだ。NBAの顔になりたくないなら、完全に逆の道を進んでいるよ」
昨年のプレーオフでウルブズはファーストラウンドでサンズを4勝0敗で下すと、カンファレンス・セミファイナルでは王者デンバー・ナゲッツを4勝3敗で撃破。エドワーズは11試合で平均28.9点、6.2リバウンド、5.9アシストを叩き出し、チームを2004年以来20年ぶりのカンファレンス・ファイナルへ導いた。
もっとも、今年のプレーオフ開幕前の『ESPN』の識者アンケートでは、12人中11人がレイカーズの勝ち上がりを予想するなど、第6シードのウルブズは格下と見なされていた。
しかし、23歳の大黒柱はこれをモチベーションに変え、最初の3戦で平均25.3点、7.3リバウンド、5.7アシスト。さらに第4戦では第4クォーターの16得点を含む計43得点、9リバウンド、6アシストの爆発で逆転勝利の原動力となった。
ウィリアムズは「去年のプレーオフからそうだけど、彼のシリーズへの向き合い方を見れば、本気でやってるのがわかる。余計なことは喋らず、プレーで全部見せてくれる。あれだけカリスマがあるのに、それがまたいいね。そういう姿勢が本当に好きなんだ。あのスタイル、自分の信念を貫く感じ。彼の人間性がすごくよく出てると思う」と評価していた。
エドワーズを中心に勢いに乗るウルブズは、次戦でシリーズ突破を決めることができるのか。NBAの“キング”レブロンを攻略できれば、“アントマン”の評価はさらに上がりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
悲願の初優勝へ!エドワーズが地元ファンに決意のメッセージ「昨年は“前菜”のようなものだった。今年は食事を楽しみたい」<DUNKSHOOT>
「彼がNBAの顔へと成長していくのを見たい」次世代スター、エドワーズとの関係をタウンズが語る「僕はアントの最高のチアリーダー」<DUNKSHOOT>
ウルブズの「歴代ベスト5」は?KGは他の選手との兼ね合いでSF。タウンズは史上最高になる可能性も