専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

死闘が続くナゲッツvsクリッパーズのプレーオフ1回戦。運命の第7戦を前にハーデンは「もう勝つか(負けて)家に帰るかなんだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.05.04

ハーデンが運命の第7戦を前に意気込みを語った。(C)Getty Images

ハーデンが運命の第7戦を前に意気込みを語った。(C)Getty Images

 現地時間4月19日(日本時間20日、日付は以下同)に幕を開けたプレーオフ1回戦も佳境を迎えている。

 ウエスタン・カンファレンス第4シードのデンバー・ナゲッツと第5シードのロサンゼルス・クリッパーズによるシリーズは、本拠地ボール・アリーナで行なわれた初戦を延長の末にナゲッツが2点差で制すと、続く2戦をクリッパーズがモノにして2勝1敗とリード。とりわけ24日の第3戦、クリッパーズはホームのインテュイット・ドームでナゲッツを圧倒(117-83)してみせた。

 するとナゲッツは26日の第4戦、激戦の末にアーロン・ゴードンの決勝ダンクにより101-99で勝利。勢いに乗ったチームは29日の第5戦も131-115で快勝し、3勝2敗で王手をかけた。

 2勝3敗で追い込まれたクリッパーズは、5月1日の第6戦でジェームズ・ハーデン、クリス・ダン、ノーマン・パウエル、カワイ・レナード、イビツァ・ズバッツという同じ先発陣を送り込むも、試合中のローテーションを変更。
 
 191cm・93kgのダンはガードの選手としては屈強な肉体の持ち主で、過去5戦でいずれも20分以上プレーしていたものの、第6戦は前半のみの10分14秒に出番が抑えられ、ニコラ・バトゥーム(203cm・104kg)が34分22秒も起用された。

 36歳のベテランフォワードは、ズバッツがベンチにいる時間帯でニコラ・ヨキッチのディフェンダー役を務める傍ら、ジャマール・マレーを追いかけ回すなど1番(ポイントガード)から5番(センター)までオールスイッチで対応。

 シーズン終了にリーチをかけられた大事な一戦で、バトゥームは3ポイント2本を沈めて6得点に加えて5リバウンド、6アシスト、2スティール、3ブロックと、見事なバランサーとなってチームの勝利(111-105)に大きく貢献した。

 タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は、この試合で“スモールシューティングラインナップ”と評する5選手(ハーデン、レナード、バトゥーム、パウエル、ボグダン・ボグダノビッチ)を重宝し、これが見事に奏功。ハーデンがゲームハイの28得点に6リバウンド、8アシスト、2スティール、レナードが27得点、10リバウンド、5アシスト、パウエルが24得点、2スティール、ボグダノビッチが6得点、3リバウンドをマークした。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号