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NBA

「まだ仕事は終わっていない」強豪キャブズに3勝1敗も、気を引き締めるペイサーズの面々「誰も我々を信じていない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.12

キャブズに先に王手をかけたペイサーズだが、選手やコーチを含め全員が気を引き締めている。(C)Getty Images

キャブズに先に王手をかけたペイサーズだが、選手やコーチを含め全員が気を引き締めている。(C)Getty Images

 現地時間5月11日(日本時間12日、日付は以下同)に行なわれたクリーブランド・キャバリアーズとインディアナ・ペイサーズによるプレーオフ・イースタン・カンファレンス準決勝第4戦は、ホームのペイサーズが129-109で快勝。これでシリーズ成績を3勝1敗とし、イースト決勝進出に王手をかけた。

 まさに圧勝だった。ペイサーズは第1クォーター、38-23のロケットスタートを切ると、第2クォーターはさらに勢いを増し、42-16と一方的に蹂躙。前半終了時点の41点差(80-39)は史上最多タイ、最大44点差をつけてのブローアウト勝ちを収めた。

 この勝利により、2年連続のカンファレンス決勝進出まであと1勝。とはいえ、ここから逆転されるケースも、可能性は限りなく低いがゼロではない。そのことは選手やコーチもしっかりと自覚しているようで、この日20得点に7リバウンドと活躍したセンターのマイルズ・ターナーは、試合後にこう語った。

「まだ何も成し遂げていないし、仕事は終わっていない。偉大なるコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)の言葉を借りるなら、それが現実だ。(第5戦は)敵地に乗り込み、集中力を維持しなければならない。
 
 今、人々は我々についてああだこうだと話し始めているだろう。そういった雑音は無視して、自分たちのバスケットボールを続けるだけさ」

 同様に、リック・カーライルHC(ヘッドコーチ)も気を引き締めている。

「我々はまだ何もしていない。すべてを証明すべく戦い続けるつもりだ。みんなが我々を信じていないことはわかっている。だからこそ、我々は戦い続けるんだ」

 運命の第5戦は中1日空いて13日、敵地ロケット・アリーナで行なわれる。“最も過大評価されている選手”との不名誉を授かったエースのタイリース・ハリバートンを筆頭に、チーム全体が過小評価されがちなペイサーズにとって、圧倒的な強さでイーストのトップシードを勝ち取ったキャバリアーズを倒すことができれば、それが自分たちの価値を証明することになるだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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