現地時間5月14日(日本時間15日)、NBAプレーオフのカンファレンス・セミファイナル第5戦で、ミネソタ・ティンバーウルブズがゴールデンステイト・ウォリアーズを121-110で下し、4勝1敗でシリーズを突破した。
ウルブズの21点リードで迎えた最終クォーター。ステフィン・カリーを4戦連続で欠くウォリアーズはモーゼス・ムーディー、ブランディン・ポジェムスキーを中心に追い上げ、残り7分11秒に9点差まで詰め寄る。
しかしウルブズは直後のポゼッションでアンソニー・エドワーズが3ポイントを入れ返し、ジェイデン・マクダニエルズがスティールからダンクを叩き込んで14点差へ広げると、以降は2桁リードをキープしてウォリアーズをねじ伏せた。
ウルブズはジュリアス・ランドルがゲームハイの29得点に8リバウンド、5アシスト、エドワーズが22得点、7リバウンド、12アシスト、3ブロック、ルディ・ゴベアが17得点、8リバウンド、マイク・コンリーが16得点、6リバウンド、8アシスト、マクダニエルズが14得点、4スティール、ドンテ・ディビンチェンゾが13得点、6アシスト、4スティールをマーク。
シリーズに決着をつける重要な一戦で、ウルブズは今季レギュラーシーズンも含めてベストのフィールドゴール成功率62.8%(49/78)と今プレーオフ最多の36アシストを記録。3ポイント成功率も41.9%(13/31)と高確率のショットが光った。
これでウルブズは2年連続のカンファレンス・ファイナル進出。昨年はカンファレンス準決勝でデンバー・ナゲッツと最終第7戦にもつれる死闘を制して勝ち上がったものの、ファイナル進出をかけた大一番はダラス・マーベリックスに1勝4敗で敗れた。
昨年と今年のプレーオフの違いをゴベアはこう語る。
「昨年はデンバーで第7戦に勝ったことで、世界中から称賛された気になっていた。突然、アンダードッグからタイトル候補へ浮上したんだ。あの時の俺たちはそれにうまく対処できるほど成熟していなかった。(だけど)今年は十分成長を遂げている」
今プレーオフ、ウルブズはファーストラウンドでロサンゼルス・レイカーズを4勝1敗、カンファレンス準決勝でもウォリアーズを5戦で退け、10試合でカンファレンス決勝まで駒を進めたことで、休養十分で次のラウンドへ進むことができる。
今季からウルブズでプレーするディビンチェンゾも自信を覗かせる。
「(プレーオフを迎えるうえで)誰も自分たちがレイカーズを倒せるなんて予想していなかった、誰もウォリアーズを倒すなんて予想していなかった。だから僕らの想いはとにかくチーム一丸になることだった。誰も自分たちを優勢だと見ていないとわかっていたから、問題はなかったね」
球団創設36年目のウルブズがカンファレンス決勝に進出するのは今回で3度目。相手はオクラホマシティ・サンダーvsナゲッツの勝者で、18日(日本時間19日)の第7戦で決まり、20日(同21日)からNBAファイナルの切符をかけたウエスト頂上決戦がスタートする。
23歳ながら大舞台でも物怖じせずに堂々としたプレーでチームを引っ張るエドワーズは「満足感なんて一切ないね。僕らはここまで来ただけのこと。まだ何も成し遂げていないんだ」と断言。球団として"3度目の正直"で初のファイナル進出、そして王座獲得なるか。気運は高まっている。
文●秋山裕之(フリーライター)
NBA戦国時代!7年連続で異なるチームがチャンピオンとなれば史上初。過去2年の王者も崖っぷちに<DUNKSHOOT>
ウルブズの21点リードで迎えた最終クォーター。ステフィン・カリーを4戦連続で欠くウォリアーズはモーゼス・ムーディー、ブランディン・ポジェムスキーを中心に追い上げ、残り7分11秒に9点差まで詰め寄る。
しかしウルブズは直後のポゼッションでアンソニー・エドワーズが3ポイントを入れ返し、ジェイデン・マクダニエルズがスティールからダンクを叩き込んで14点差へ広げると、以降は2桁リードをキープしてウォリアーズをねじ伏せた。
ウルブズはジュリアス・ランドルがゲームハイの29得点に8リバウンド、5アシスト、エドワーズが22得点、7リバウンド、12アシスト、3ブロック、ルディ・ゴベアが17得点、8リバウンド、マイク・コンリーが16得点、6リバウンド、8アシスト、マクダニエルズが14得点、4スティール、ドンテ・ディビンチェンゾが13得点、6アシスト、4スティールをマーク。
シリーズに決着をつける重要な一戦で、ウルブズは今季レギュラーシーズンも含めてベストのフィールドゴール成功率62.8%(49/78)と今プレーオフ最多の36アシストを記録。3ポイント成功率も41.9%(13/31)と高確率のショットが光った。
これでウルブズは2年連続のカンファレンス・ファイナル進出。昨年はカンファレンス準決勝でデンバー・ナゲッツと最終第7戦にもつれる死闘を制して勝ち上がったものの、ファイナル進出をかけた大一番はダラス・マーベリックスに1勝4敗で敗れた。
昨年と今年のプレーオフの違いをゴベアはこう語る。
「昨年はデンバーで第7戦に勝ったことで、世界中から称賛された気になっていた。突然、アンダードッグからタイトル候補へ浮上したんだ。あの時の俺たちはそれにうまく対処できるほど成熟していなかった。(だけど)今年は十分成長を遂げている」
今プレーオフ、ウルブズはファーストラウンドでロサンゼルス・レイカーズを4勝1敗、カンファレンス準決勝でもウォリアーズを5戦で退け、10試合でカンファレンス決勝まで駒を進めたことで、休養十分で次のラウンドへ進むことができる。
今季からウルブズでプレーするディビンチェンゾも自信を覗かせる。
「(プレーオフを迎えるうえで)誰も自分たちがレイカーズを倒せるなんて予想していなかった、誰もウォリアーズを倒すなんて予想していなかった。だから僕らの想いはとにかくチーム一丸になることだった。誰も自分たちを優勢だと見ていないとわかっていたから、問題はなかったね」
球団創設36年目のウルブズがカンファレンス決勝に進出するのは今回で3度目。相手はオクラホマシティ・サンダーvsナゲッツの勝者で、18日(日本時間19日)の第7戦で決まり、20日(同21日)からNBAファイナルの切符をかけたウエスト頂上決戦がスタートする。
23歳ながら大舞台でも物怖じせずに堂々としたプレーでチームを引っ張るエドワーズは「満足感なんて一切ないね。僕らはここまで来ただけのこと。まだ何も成し遂げていないんだ」と断言。球団として"3度目の正直"で初のファイナル進出、そして王座獲得なるか。気運は高まっている。
文●秋山裕之(フリーライター)
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