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NBA

ドンチッチの体重問題を元選手が楽観視「レブロンが『朝8時集合』って言えば、ルカは人生で最高のコンディションになるさ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.17

リーグ屈指の実力者であるドンチッチだが、体調管理が課題となっている。(C)Getty Images

リーグ屈指の実力者であるドンチッチだが、体調管理が課題となっている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのルカ・ドンチッチは2018年にダラス・マーベリックスでNBAデビューを飾ると、新人王を皮切りに、キャリア7年間でオールスター出場5回、オールNBA1stチーム選出5回、2023-24シーズンには平均33.9点をあげて自身初の得点王にも輝いた。

 今年2月に電撃加入したレイカーズでは幼少期から憧れの選手だったレブロン・ジェームズと共闘。パープル&ゴールドの一員となったスロベニア出身の司令塔は、28試合の出場で平均28.2点、8.1リバウンド、7.5アシストの好成績を残し、チームを50勝32敗(勝率61.0%)のカンファレンス3位という好成績に導いた。

 もっとも、上位進出が期待されていたプレーオフは1回戦でミネソタ・ティンバーウルブズに1勝4敗で完敗。ドンチッチは平均30.2点、7.0リバウンド、5.8アシストと奮闘したものの、ディフェンス面での脆さを露呈したほか、第3戦では胃腸炎を患い、ベストパフォーマンスを発揮できなかった。
 
 198㎝・104kgのドンチッチだが、マブズ時代に2年連続で117.9㎏でトレーニングキャンプに現れたこともあったように、コンディショニングは大きな課題。今季の結果を受け、識者やファンの間でドンチッチは身体作りを本格的に見直すべきとの声がより一層強まっている。
 
 しかし、元NBA選手のジョン・サリーはYouTube番組『BigBoyTV Plus』にて、興味深い発言をしていた。
 
「ルカにとって(レイカーズ移籍で)一番良かったのは、レブロンと一緒にプレーできることだ。レブロンが『朝8時集合』って言えば、ルカは人生で最高のコンディションになるさ」
 
 現役時代にロールプレーヤーとして4度の優勝を経験したサリーは、今秋にドンチッチがレイカーズで迎える初のキャンプで、レブロンという最高のメンターと一緒に過ごすことが、キャリアの大きな転機になると断言。
 
「彼はまだ25歳(実際は26歳)だ。私がNBAにいた頃の選手たちはキャンプで身体を作っていた。でも今は、1年中コンディションを保つ時代だ。レブロンはスポーツ界で長寿のモデルを築いた存在。彼の指導があれば、ルカも変われるだろう。
 
 シャック(シャキール・オニール)だって昔はいつもコンディションが悪かったけど、マイアミ(ヒート)移籍時にパット・ライリーが『身体を絞れ』と言ったことで、彼はキャリアで最高の状態になったんだ」
 
 現在のドンチッチに求められるのは体重を落とし、相手に狙われない平均以上のディフェンス力を身につけることだろう。
 
 2003年のプロ入りから20年以上もNBAのトップを走り続けてきた“キング”レブロンの下で、来季はベストシェイプで躍動するドンチッチが見られるかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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