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NBA

「本当に上手く噛み合っていた」元レイカーズのKCPが2019-20シーズンのチームを語る「あと2回は優勝できたと思う」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.05.28

KCP(左)が優勝した2019-20シーズンのレイカーズを語った。(C)Getty Images

KCP(左)が優勝した2019-20シーズンのレイカーズを語った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズは、2019-20シーズンにレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを中心に、フランチャイズ史上17回目のチャンピオンに輝いた。

 この時のチームには、レブロンとデイビス以外にも、万能フォワードのカイル・クーズマ、3&Dのケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(KCP)、ダニー・グリーン、エイブリー・ブラッドリー、名司令塔のラジョン・ロンド、守備力に定評のあるアレックス・カルーソ、元オールスタービッグマンのドワイト・ハワードなど、実力者が揃っていた。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、フロリダ州オーランドの“バブル(隔離地域)”で開催された2020年のプレーオフでチームは、1回戦でポートランド・トレイルブレイザーズ、カンファレンス準決勝でヒューストン・ロケッツ、デンバー・ナゲッツをそれぞれ4勝1敗で下し、ファイナルに勝ち進んだ。

 10年ぶりの大舞台では、ジミー・バトラー率いるマイアミ・ヒートを4勝2敗で撃破。シリーズ平均29.8点、11.8リバウンド、8.5アシストをマークしたレブロンがファイナルMVPに輝いた。

 当時のチームで先発SG(シューティングガード)を務めていたKCP(現オーランド・マジック)は、5月下旬に元同僚のハワードのポッドキャスト番組『Above The Rim with DH12』に出演し、19-20シーズンのレイカーズがいかに特別であったかを語った。
 
「あのチームは本当に上手く噛み合っていた。コート内外で一体感があったし、本当に兄弟のような関係だった。チームメイトとは家族よりも長い時間を一緒に過ごしたよ。もしあのチームがそのまま残っていれば、あと2回は優勝できたと思う。そうなっていたら、“GOAT(史上最高選手)論争”も終わっていた。(レブロンの優勝回数が)6回になってたはずだからね」

 ハワードも昨年8月に同番組で「俺たちは最高のチームだった。あのチームはそのまま続けるべきだった」と振り返り、シーズン途中まで在籍していたデマーカス・カズンズも「ケミストリーは最高だった。共に過ごす時間が本当に楽しかった」と懐かしんでいた。

 ただ、シーズン終了後にフロントはベテランのグリーン、ロンド、ハワード、ジャベール・マギーを放出。代わりにデニス・シュルーダー、モントレズ・ハレル、マルク・ガソル、ウェスリー・マシューズらを補強したが、翌20-21シーズンは、レブロンとデイビスを筆頭に主力に故障に苦しめられ、プレーオフでは1回戦で早々に姿を消した。

 この結果を受け、首脳陣はさらなるチーム再編に動き、オフにラッセル・ウエストブルック獲得のため、KCPやクーズマらをワシントン・ウィザーズに放出した。

 その後KCPはデンバー・ナゲッツでニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーのサポート役を務め、23年の優勝に貢献。一方のレイカーズは20年を最後に頂点には手が届かずにいる。

 今となっては“タラレバ”話ではあるものの、20年以降のレイカーズの戦績を見るとチーム解体は時期尚早だったのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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