NBA

ドンチッチのディフェンス難は「体重の問題じゃない」重鎮ピアースが原因を指摘「エネルギーやメンタルが足りない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.01

ドンチッチの守備難の理由をピアースが指摘した。(C)Getty Images

 ルカ・ドンチッチは今季途中にロサンゼルス・レイカーズへ移籍し、来季以降もチームを牽引する働きが期待される。現代屈指のオールラウンダーであることに疑いの余地はない一方、殿堂入り選手のポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)は守備における根本的な問題をズバリ指摘している。

 2018年のドラフト3位でアトランタ・ホークスから指名され、トレイ・ヤングとのトレードでダラス・マーベリックス入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーに平均21.2点、7.8リバウンド、6.0アシストを記録して新人王に輝き、NBA選手として好スタートを切った。

 2年目からはオールラウンダーぶりに磨きがかかり、トリプルダブルを連発。5年目の2022-23シーズンに自身初となる平均30点をクリアすると、昨季は平均33.9点で初の得点王に輝いた。

 そして今季、2月にアンソニー・デイビスらとの交換トレードでレイカーズへ。"キング"ことレブロン・ジェームズとタッグを組み、移籍後は28試合に出場して平均28.2点、8.1リバウンド、7.5アシストの成績を残した。
 
 レギュラーシーズンでウエストの第3シード(50勝32敗)を獲得するも、プレーオフ1回戦でミネソタ・ティンバーウルブズにシリーズ1勝4敗であっけなく敗れたレイカーズ。今オフにプレーヤーオプションを破棄して完全フリーエージェントになる権利を持つレブロンの去就は不透明だが、2026-27シーズンまで契約を残す(最終年はプレーヤーオプション)ドンチッチを中心としたチーム作りにシフトしていくだろう。

 ドンチッチを語る上では、マーベリックス時代にジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)が公の場で守備について言及したように、ディフェンスに課題があるのは間違いない。ただ、ピアースは『FOX Sports 1』の番組『Speak』へ出演した際、それはコンディショニングの問題ではないと指摘している。

「ディフェンスにおけるルカのメンタリティについて話そう。成績に関して言えば、毎年最も成績の良い選手の1人だ。(2020~24年には)オールNBA1stチームにも選ばれている。体重の問題にして、話を逸らそうとしないでくれ。
 
NEXT
PAGE
ドンチッチの守備難の理由は……