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グリーン母は息子以上のトラッシュトーカー?「仲間もめちゃくちゃけなすけど、俺のことはもっとボロカスに言うんだ」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.10

グリーンのトラッシュトークのルーツは母親にあったようだ。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、オフェンスでは的確なパスで味方の得点チャンスを作り出すほか、相手の虚を突くドライブや3ポイントでもチームに貢献。ディフェンスではフィジカルと機動力、IQを活かしてガードからビッグマンまで幅広くカバーでき、今季はオールディフェンシブ1stチームに選出された。

 また、35歳のベテランは、今季13個のテクニカルファウルを取られたように、試合中に感情を爆発させることも多い。過去には練習中に口論をきっかけにチームメイトと殴り合いに発展するなど、トラッシュトーカーとしても知られるが、そのルーツは母親にあるようだ。

 グリーンは先週、コメディアンのジミー・キンメルが司会を務める冠番組『Jimmy Kimmel Live!』に出演。母のメアリー・ババーズがいかに激しい"口撃"を繰り出すかについて明かした。

 グリーン曰く、彼の母は、今年のプレーオフ1回戦でインディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンの父親が見せたような、相手選手に直接詰め寄るタイプではない。その代わりに「自分のチームメイトへのヤジがすごい」と付け加えた。

「昔から母は観客席から『お前、下手くそ!』って叫ぶタイプなんだ。でも、彼女のすごいところは、自分のチームの選手にも遠慮なく言うってとこなんだよ」とグリーンは振り返る。
 
 司会のキンメルは、自分の息子のチームメイトに向かって暴言を吐く話に驚き、それを受けてグリーンはこう続けた。

「(母は)仲間もめちゃくちゃけなすんだけど、俺のことはもっとボロカスに言うんだ。昔からそうだった。最初は他の親が怒るんだけど、しばらく見てると『あいつ、自分の息子にもっとひどいことを言ってるな』って気づいた。『うちの子に対する文句なんて可愛いもんだ』ってなるんだ」

 グリーンによれば、母のヤジは彼が物心ついた頃から続いているという。

「若い頃は、体育館が小さかったから全部聞こえてきた。時々振り返って『ママ、やめてくれ!』って言ったこともある。そうすると母は何日も口を利いてくれなかった。まるで俺が悪いことをしたかのように怒るんだ」

 リーグ屈指の"口撃"の持ち主であるグリーンだが、母には息子以上にトラッシュトーカーとしての素質があるのかもしれない。
 
構成●ダンクシュート編集部

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