現地時間６月19日、NBAファイナル第６戦が行なわれ、ホームのインディアナ・ペイサーズがオクラホマシティ・サンダーに108－91で快勝。シリーズ３勝３敗で、決着を最終第７戦に持ち込んだ。

　サンダーが３勝２敗と王手をかけて迎えた大一番。序盤はサンダーが10－２の好スタートを切るが、あとがないペイサーズが怒涛の猛攻を見せる。

　パスカル・シアカムの３点プレーを皮切りに、アンドリュー・ネムハードの８連続得点、オビ・トッピンの連続３ポイント、さらに前戦でふくらはぎを負傷してこの試合の出場も危ぶまれたタイリース・ハリバートンも３ポイントを決めて会場はヒートアップ。28－25とリードを奪って第１クォーターを終える。

　第２クォーターも勢いは止まらず、一時１点差に迫られたところから、ＴＪ・マッコネル、ハリバートンらが牽引しリードを２桁に拡大。前半残り６分からは23－７のラン、最後はシアカムがブザービーターを沈め、64－42とシリーズ最大のリードを奪って折り返した。
  　後半は両者とも開始から３分50秒以上にわたってノーゴールの展開となるなか、ハリバートンが最初の得点をあげると、ペイサーズが引き続き効果的な長距離砲で主導権を掌握。第３クォーター終了時点で90－60、大量30点差がついたところでサンダーが先発メンバーをベンチに下げ、早々に白旗を上げた。

　崖っぷちから会心の勝利をあげたペイサーズは、ハリバートンが22分53秒の出場で14得点、５アシスト、２スティール、ベンチからトッピンが20得点、６リバウンド、ネムハードが17得点、４アシスト、３スティール、シアカムが16得点、13リバウンド、マッコネルが12得点、９リバウンド、６アシスト、４スティールと各自が仕事を遂行。初優勝への望みをつないだ。

　一方のサンダーはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが21得点をあげるも８ターンオーバー、ジェイレン・ウィリアムズが16得点、アイザイア・ハーテンスタインが10得点をあげたが、主力の２桁得点は３人にとどまり、チーム全体で３ポイント成功26.7%（８／30）と沈黙した。

　運命の第７戦は22日（日本時間23日）、サンダーのホームで行なわれる。

【NBAファイナル日程】
※４戦先勝。カッコ内は日本時間、＠＝開催地

６月５日（６日）＠OKC／ペイサーズ111－110サンダー
６月８日（９日）＠OKC／サンダー123－107ペイサーズ
６月11日（12日）＠IND／ペイサーズ116－107サンダー
６月13日（14日）＠IND／サンダー111－104ペイサーズ
６月16日（17日）＠OKC／サンダー120－109ペイサーズ
６月19日（20日）＠IND／ペイサーズ108－91サンダー
６月22日（23日9:00～）＠OKC

構成●ダンクシュート編集部