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NBA

元オールスターのラッセルが「心からリスペクトしている」スーパースターと、その納得の理由<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.06.19

ラッセルがウォリアーズ時代の思い出とともに、尊敬する選手を語った。(C)Getty Images

ラッセルがウォリアーズ時代の思い出とともに、尊敬する選手を語った。(C)Getty Images

 現地時間6月9日(日本時間10日)、ブルックリン・ネッツのディアンジェロ・ラッセルがホストを務めるポッドキャスト番組『The Backyard Podcast w/ D’Angelo Russell』の最新エピソードが公開され、香港で収録された模様がソーシャルメディアを通じて配信された。

 今回のエピソードでは、現在開催中のNBAファイナルで対戦するオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーと、インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンに関するトークが繰り広げられたほか、2019-20シーズンにラッセルが所属したゴールデンステイト・ウォリアーズでのエピソードも紹介された。

 ラッセルは2019年夏、ケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)とのサイン&トレードによりウォリアーズに加入。ステフィン・カリーやドレイモンド・グリーンと共闘することとなった。しかし、カリーはシーズン開幕からわずか4試合目で左手を骨折し、チームも下位に沈んだ(最終的にリーグワーストの15勝50敗)。

 その後、ラッセルは2020年2月、アンドリュー・ウィギンズ(現マイアミ・ヒート)を含むトレードでミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍。結果として、カリーと同じユニフォームを着て過ごしたのは約5か月、実際にコートで共演したのはわずか4試合にとどまった。
 
 番組の中でラッセルは、グリーンとの会話を振り返る場面があった。ある時彼から「ステフ・カリーがなぜ歴代最高のプレーヤーの1人と称されるか、わかるか?」と問われたという。

 カリーは、自他ともに認める歴代最高の3ポイントシューターであり、華麗なボールハンドリングの持ち主。37歳となった現在もトップレベルで活躍するコンディションを維持し、さらにビジネスマンとしてもリーダーシップを発揮するなど、多方面で存在感を放っている。

 だが、グリーンが強調したのは、その“態度”だった。

「(カリー以外の)スター選手を見ていると、レフェリーに話しかけて、判定に不満を述べたり、会話を通じて次の判定を有利にしようとしていることが多い」

 ウォリアーズのエースであるカリーは、相手からすればボールの有無にかかわらず常に最大の警戒対象となる。そのためハードファウルを受けることも多く、本来ファウルが取られてしかるべき場面でも笛が鳴らないこともある。

 理不尽な判定に対し、表情やジェスチャーで不満を示すことはあるものの、カリーが審判に暴言を吐いたり、抗議でディフェンスに戻るのが遅れるような場面はほとんど見られない。
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