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「金は全部くれ。優勝したいなら贅沢税を払え』って感じ」レイカーズ残留を決めたレブロンの意図をアリナスが推察<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.07.06

今夏、レブロンはオプションを行使してレイカーズ残留を決めた。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、5260万ドル(約76億円)のプレーヤーオプションを行使し、2025-26シーズンもレイカーズに残留することを決断したと『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 キャリアで初めてフリーエージェント(FA)市場に出ないことを選んだが、元NBA選手のギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、オプションを破棄して減俸を受け入れての再契約をしなかった意味について見解を述べている。

 レブロンはNBA史上最長タイとなるキャリア22年目となった2024-25シーズン、70試合に出場して平均24.4点(リーグ13位)、7.8リバウンド、8.2アシスト(同6位)、フィールドゴール成功率51.3%、3ポイント成功率37.6%をマーク。40歳を迎え、衰えを指摘されつつも、依然としてリーグトップレベルのプレーができることを示した。
 
 プレーオフ1回戦敗退後に、現役続行を明言しなかったことで、その去就が注目されたが、プレーヤーオプションを行使してNBA23シーズン目を迎えることを決断。オプションを破棄して完全FAになることもできたが、レブロンと契約できるほどキャップスペースが空いているチームは現時点でなかったことも理由のひとつだろう。

 2024-25シーズンに自己最高の平均20.2点をあげたオースティン・リーブスは、チームから提示された4年8920万ドル(約128億円)のMAX契約延長を断ったとされる。報道によれば、来夏に4250万ドル(約61億円)からスタートする大型契約を結ぶためだという。

 アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、オーナーと選手の関係、駆け引きについて持論を展開した。

「リアルタイムで『(優勝)リングのためにお金を犠牲にするか』という話になった時、選手たちは犠牲を払わないと言う。なぜなら、オーナー側がリングのために犠牲を払ったことはないからだ。最大の話題は、ミリオネアの大富豪(選手側)にはリングのために犠牲になってほしいが、ビリオネアの億万長者(オーナー側)は犠牲にはならないということだ。
 
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