現地時間７月11日（日本時間12日、日付は以下同）、河村勇輝がシカゴ・ブルズの一員として、ラスベガスのコックス・パビリオンで行なわれたサマーリーグのトロント・ラプターズ戦に出場した。

　背番号37を着用した河村は、第１クォーター残り５分32秒に登場。するとその30秒後、マタス・ブセリスのパスを受けていきなり３ポイントを沈めた。さらに鋭いドライブからバウンドパスでチャンスを演出。ディフェンスでは、自身より30cm以上も大きい206cmのジョナサン・モグボからスティールを奪った。残り１分半には素早いパスで今年のドラフト全体12位指名のノア・エセンゲのダンクをお膳立てした。
　
　第２クォーターも残り５分にコートイン。３ポイントを１本放ったが、決めることはできず。前半の河村は10分間で３得点、３リバウンド、１アシスト、１スティール、３ターンオーバーという成績だった。
  　後半は、第３クォーター残り４分30秒に投入され、１アシストを記録。第４クォーターは頭からコートに立ち、昨季Gリーグのメンフィス・ハッスルでチームメイトだったマオジーニャ・ペレイラと再び共闘した。

　しかし、なかなかシュートが決まらず、フリーになってもパスを選ぶ場面が目立つなど、プレーに迷いが見られた。残り６分でベンチに下がり、その後の出番はなく、ブルズは72－116と大差で敗れた。

　河村のサマーリーグデビュー戦は、19分間の出場で３得点、４リバウンド、２アシスト、１スティール、フィールドゴール成功率16.7％（１／６）、３ポイント成功率20.0％（１／５）、４ターンオーバー、３ファウルで終えた。

　ブルズは12日にサクラメント・キングスと対戦する。

　なお、ニューヨーク・ニックスのサマーリーグメンバーに名を連ねている馬場雄大は、この日のデトロイト・ピストンズ戦（86－104で敗戦）の第４クォーター残り１分半から出場。得点はなかったが、アクティブな動きでオフェンシブ・リバウンドを２本奪った。

　ニックスは13日にボストン・セルティックスと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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