2024-25シーズンはオクラホマシティ・サンダーのエース、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)にとって、キャリア最高の1年だった。チームをチャンピオンに導いただけでなく、ファイナルMVPも受賞。さらに平均32.7点で初の得点王とシーズンMVP、カンファレンス・ファイナルMVPも手にした。
そんなSGAについて元NBA選手のポール・ピアースが、自身のポッドキャスト番組『Ticket & the Truth』で言及。レジェンドが特に感銘を受けたのは、「NBA6年目(※実際は7年目)にして、多くの選手のキャリアを超える実績を築いている点」だという。
「彼の飛躍は非常に早かった。正直、突然ではないかもしれないけど、まさに急上昇って感じだった。6年目でMVPだよ」とピアース。
さらにこう続けた。
「もし来季もMVPを獲ったら、もう議論の余地なしだ。24年は(MVP投票)2位で、今年は受賞した。来季もMVPで、チームも優勝したとしたら、もう歴代ランキングの話は避けられなくなる。まだ若いのに、2回の優勝と2回のMVPを手にすることになるんだ」
昨季のサンダーはレギュラーシーズンで球団最多となる68勝をあげ、プレーオフでも第1シードとして快進撃を続け、2008年のオクラホマシティ移転後では初となるリーグ制覇を果たした。
ピアースはSGAが今後も偉業を重ねていくと見ている。
「2028年までに、彼はふたつ目のチャンピオンリングを手にするだろう。そして俺は予言する。ロサンゼルス五輪ではカナダが金メダルを獲るとね。3年後、アメリカ代表に誰がいる? KD(ケビン・デュラント)もレブロン(ジェームズ)もステフ(ステフィン・カリー)もいない。(ジェイソン)テイタムだって『もういいよ』と言って辞退するかもしれない」
昨年のパリ五輪のカナダ代表にはSGAを筆頭に、10人の現役NBA選手が名を連ね、これはアメリカ代表を除けば最多の数字だった。チームはグループリーグを首位で通過したものの、準々決勝で開催国フランスに敗れている。
しかし、7月12日に27歳となったSGAがNBAのベストプレーヤーの1人に成長したことで、28年のロサンゼルス五輪ではカナダがメダル争いに絡んでくることが予想される。
最新のFIBAランキングでカナダは6位だが、SGAを中心に、ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)、RJ・バレット(トロント・ラプターズ)、ディロン・ブルックス(フェニックス・サンズ)、ルージェンツ・ドート(サンダー)、アンドリュー・ネムハード(インディアナ・ペイサーズ)など実力者を擁するカナダは、アメリカにとって最大の脅威となり得る。
地元開催の五輪だけに、アメリカも最強布陣で臨む可能性が高い。それでも、SGA率いるカナダ代表なら、ピアースが語るように"バスケ王国"を打ち破ることができるかもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
ジョーダンらに次ぐNBA史上4人目の快挙を成し遂げたSGA「あのグループの一員になれるなんて信じる方が難しい」<DUNKSHOOT>
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「彼の飛躍は非常に早かった。正直、突然ではないかもしれないけど、まさに急上昇って感じだった。6年目でMVPだよ」とピアース。
さらにこう続けた。
「もし来季もMVPを獲ったら、もう議論の余地なしだ。24年は(MVP投票)2位で、今年は受賞した。来季もMVPで、チームも優勝したとしたら、もう歴代ランキングの話は避けられなくなる。まだ若いのに、2回の優勝と2回のMVPを手にすることになるんだ」
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しかし、7月12日に27歳となったSGAがNBAのベストプレーヤーの1人に成長したことで、28年のロサンゼルス五輪ではカナダがメダル争いに絡んでくることが予想される。
最新のFIBAランキングでカナダは6位だが、SGAを中心に、ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)、RJ・バレット(トロント・ラプターズ)、ディロン・ブルックス(フェニックス・サンズ)、ルージェンツ・ドート(サンダー)、アンドリュー・ネムハード(インディアナ・ペイサーズ)など実力者を擁するカナダは、アメリカにとって最大の脅威となり得る。
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