現地時間7月14日(日本時間15日)、ラスベガスで今年のドラフト指名されたルーキーやNBA入りを目指す若手がサマーリーグで奮闘するなか、同じラスベガスでヴィクター・オラディポがプライベートワークアウトに臨んでいた。
プロの選手たちとともにフルコートの5対5のグループワークアウトにも参加したオラディポに対して、複数のチーム関係者がNBA復帰に向けて素晴らしいシェイプにあると評価していた。
2013年のドラフト全体2位でオーランド・マジックから指名されたオラディポは、191㎝・97㎏のシューティングガード(SG)。インディアナ・ペイサーズ時代の2017-18シーズンに、平均23.1点、5.2リバウンド、4.3アシスト、2.4スティールをあげ、オールスターに初出場。さらにオールNBA3rdチーム、オールディフェンシブ1stチーム、1年で最も成長した選手に贈られるMIP賞にも輝いた。
ただ、その後ヒザのケガなどに苦しみチームを転々。マイアミ・ヒートでプレーした2023年のプレーオフ1回戦の第3戦で左ヒザの膝蓋腱断裂を負ったのを最後にNBAのコートから遠ざかっている。
2度のオールスター選出歴を持つオラディポは、5月4日に33歳となった。前回の公式戦出場から2年以上が経過したとはいえ、本人は自身のXにこう投稿していた。
「今はすごく状態がいいんだ!! ここ7年間のマインド、身体、精神面よりもいいと感じている。僕はファイターであり、戦士なんだ! あらゆる面からこのゲームを見てきたから、リーグは僕にオファーすべきだよ。僕ならチームを問わず、どんな役割でも勝利に貢献できる。それにファンのみんなは僕がまた成功を収めて、最高レベルでプレーする姿を見たがっている」
元オールスターガードが金額にこだわらず、どんな役割でも受け入れるのであれば、複数のチームが獲得に関心を示すかもしれない。
ただ、オラディポのメインポジションであるSGは現在リーグで競争が激しいポジションのひとつ。今年のFA(フリーエージェント)市場にはクエンティン・グライムズやキャム・トーマス、マリーク・ビーズリー、ゲイリー・ペイトン二世、アミール・コフィーらが残っている。
さらにポイントガードを見てもデイミアン・リラードにジョシュ・ギディー、ラッセル・ウエストブルック、クリス・ポール、マルコム・ブログドンと人材が揃っており、ブランクのあるオラディポとの契約を“ハイリスク”と感じる球団も出てくるだろう。
長いリハビリを経て復帰を目指すオラディポ。ポジション争いが激化するなかで、再びNBAの舞台で躍動する日は来るのか。
文●秋山裕之(フリーライター)
名物監督の下で黄金期を築き、トーマスやオラディポら好選手も輩出しているインディアナ大。しかし近年は栄光に陰りが…【名門カレッジ史】
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「彼がLAを離れるとは思わないし、レイカーズがトレードするとも思わない」レブロンの移籍の噂に球団OBが言及<DUNKSHOOT>
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ただ、その後ヒザのケガなどに苦しみチームを転々。マイアミ・ヒートでプレーした2023年のプレーオフ1回戦の第3戦で左ヒザの膝蓋腱断裂を負ったのを最後にNBAのコートから遠ざかっている。
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元オールスターガードが金額にこだわらず、どんな役割でも受け入れるのであれば、複数のチームが獲得に関心を示すかもしれない。
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さらにポイントガードを見てもデイミアン・リラードにジョシュ・ギディー、ラッセル・ウエストブルック、クリス・ポール、マルコム・ブログドンと人材が揃っており、ブランクのあるオラディポとの契約を“ハイリスク”と感じる球団も出てくるだろう。
長いリハビリを経て復帰を目指すオラディポ。ポジション争いが激化するなかで、再びNBAの舞台で躍動する日は来るのか。
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