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NBA

名物監督の下で黄金期を築き、トーマスやオラディポら好選手も輩出しているインディアナ大。しかし近年は栄光に陰りが…【名門カレッジ史】

出野哲也

2020.06.02

名将ナイト(左下)の下、何度も全米制覇を成し遂げてきたインディアナ大。トーマス(右)、オラディポ(左上)ら好選手も輩出したが、近年は低空飛行が続いている。(C)Getty Images

名将ナイト(左下)の下、何度も全米制覇を成し遂げてきたインディアナ大。トーマス(右)、オラディポ(左上)ら好選手も輩出したが、近年は低空飛行が続いている。(C)Getty Images

 2017年、佐藤琢磨が日本人レーサーとして初優勝を飾ったインディ500の開催地であるインディアナ州。アメリカンモータースポーツの聖地と呼ばれるこの地は、ケンタッキー州やノースカロライナ州と並び、アマチュアバスケが盛んな地域としても知られている。ノートルダム大やパデュー大、バトラー大といった名門校がひしめくなかで、一際大きな存在感を放っているのがインディアナ大だ。

 インディアナ州の別名“フージャー”を愛称とする同大は、NCAAトーナメント(以下トーナメント)を5度制したほか、これまでに68人のNBAプレーヤーを輩出。選手名の記されていないジャージーを着用したり、タイムアウト中に『ウィリアム・テル序曲』の演奏でチアリーディングを行なうなど、独自の文化を醸成している。
 
 創部当初は毎年のようにヘッドコーチ(HC)が代わり、成績も振るわなかったが、1938年にブランチ・マクラッケンが指揮官に就任するとチームは軌道に乗る。インディアナ大出身者であり、在学中にはオールアメリカンにも選出されたOBに率いられ、1940年はトーナメント初出場にして優勝を成し遂げた。

 1953年はボビー・レナードやディック・ファーリー(元シラキュース・ナショナルズ/現フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、ドン・シュラントらの活躍で2度目の全米制覇を達成する。優勝の立役者となったセンターのシュラントは、オールアメリカンに3度選出されたほか、当時の学校記録となる通算2192得点をマーク。プロには進まなかったが、1982年に母校の殿堂入りを果たした。

 レナードはNBAでもロサンゼルス・レイカーズなどでプレーし、引退後はABA時代のインディアナ・ペイサーズのHCに就任。チームを3度の優勝に導き、コーチとして殿堂入りも果たしている。彼のほかにもインディアナ大の出身者にはNBAでのHC経験者が多く、マイク・ウッドソン(元アトランタ・ホークスHCほか)やランディ・ウィットマン(元ワシントン・ウィザーズHCほか)といった指揮官を輩出した。
 
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カレッジ屈指の名将ナイトの下、全米制覇の勲章を増やしていく

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