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NBA

ナゲッツに新加入したヴァランチュナスの“去就問題”が決着。本人が明言「タイトル獲得に向けて全力を尽くす」<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2025.07.24

ギリシャ行きが噂されていたヴァランチュナスだが、来季は新天地のナゲッツでプレーすると明言した。(C)Getty Images

ギリシャ行きが噂されていたヴァランチュナスだが、来季は新天地のナゲッツでプレーすると明言した。(C)Getty Images

 今オフ、デンバー・ナゲッツはサクラメント・キングスとのトレードで、リトアニア人ビッグマンのヨナス・ヴァランチュナスを獲得した。

 2011年のドラフトでトロント・ラプターズから全体5位指名を受け、翌12年にNBAデビューした33歳のセンターは、来たる2025-26シーズンでNBAキャリア14年目を迎える。リトアニア代表でも、文字通り屋台骨としてチームを支えてきた男は、同じく欧州を代表するセンターであるセルビア代表のニコラ・ヨキッチと共闘することになる。

 ナゲッツがヴァランチュナスを獲得した狙いは、ローテーションの拡充だ。昨季のプレーオフ、カンファレンス・セミファイナルでオクラホマシティ・サンダーに3勝4敗と激戦の末に敗れた後、ヨキッチは選手層の違いを敗因に挙げていた。

 デイビッド・アデルマンHC(ヘッドコーチ)も、地元紙『Denver Post』に新シーズンのチーム方針について語っている。

「我々にとって来シーズンの最も大きな課題のひとつは、(ヨキッチを)フレッシュな状態に保つことだ。そうすれば、首尾よくプレーオフに進出できた場合、彼は最高の状態でプレーできる。我々にとって重要なことだ」
 
 その上で指揮官は、”ポイントセンター”としてのヴァランチュナスの起用法についても明かしている。

「彼はコート全体でプレーできる選手だ。私が言う”ポイントセンター”とは、彼を経由してオフェンスを展開できるという意味であり、彼自身がボールを持ってコートを駆け上がることではない。

 すでに彼に合ったプレーをいくつか試している。例えば、ファイブアウト、逆サイドからのドリブルハンドオフ、身長差がある相手に対するポストアップなどだ。こうしたプレーで、彼はチームメイトを上手く活かせる能力がある」

 その一方で、ヴァランチュナスには欧州復帰の噂も浮上していた。

 行き先は、ギリシャの名門で一昨季のユーロリーグ王者のパナシナイコス。欧州のバスケサイト『BasketNews』によれば、同チームは3年間で約1300万ドルの契約をオファーしたという。

 ヴァランチュナスの現行の契約は残り2年で、1年目が約1000万ドルだが、2年目はノンギャランティー(無保証)。金銭面では大差がないものの、33歳のベテランにとって3年間の保証があるのは大きい。
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