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NBA

ラッセル、チェンバレン、ロバートソンらが大会を彩り、”オールスター”と呼ぶにふさわしい華やかな舞台に【NBAオールスター全史|1960~69年】

出野哲也

2020.02.12

63年大会ではラッセル(写真)とチェンバレンのライバル対決が実現。結果はMVPに輝いたラッセルに軍配。(C)Getty Images

63年大会ではラッセル(写真)とチェンバレンのライバル対決が実現。結果はMVPに輝いたラッセルに軍配。(C)Getty Images

 この時代のNBAで、最大のライバルと言えばチェンバレンとビル・ラッセル(ボストン・セルティックス)だった。ただ、両選手は62年までは同じイースタン・ディビジョンに所属していたため、オールスターではチームメイトに。だが62-63シーズン、ウォリアーズがフィラデルフィアからサンフランシスコへ移転し、ウエスタン・ディビジョン所属になったことで両雄のオールスターでの対戦が実現した。

 最初の顔合わせとなった63年は、ラッセルが19得点、24リバウンドに加え、持ち味のディフェンスでもチェンバレンを17得点と封殺。ライバル対決を制したラッセルがMVPに選出された。
 
 チェンバレンは65年大会の2日後、トレードでフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ。67年大会では、チェンバレンの抜けたウォリアーズで新エースの座に就いたリック・バリーが、38得点をあげMVPを受賞した。しかしながら、バリーは翌67-68シーズンから、新たに創設されたライバルリーグのABAの球団へ移籍。次にNBAオールスターに顔を出すのは6年後になる。

文●出野哲也

※『ダンクシュート』2017年4月号掲載原稿に加筆・修正。
 
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