B組２位は、ドイツ以外の４チームから勝ち星を奪ったリトアニア。ドマンタス・サボニス（キングス）は今大会は欠場しているが、大黒柱のヨナス・ヴァランチュナス（ナゲッツ）が平均15.4 点、6.4リバウンドとチームを牽引している。

　来たる新シーズンはナゲッツでヨキッチのチームメイトとなる彼は、大会中に何か言葉を交わしたかと試合後に聞かれると、「馬のことを話したよ。いろいろアドバイスをもらったんだ」と、ヨキッチの趣味である馬レースをジョークのネタにしていた。

　その一方で、リトアニアは司令塔のロカス・ヨクバイテスがフィンランド戦で左ヒザ靭帯を負傷し、最低６か月離脱という大ケガを負ってしまった。チームハイの平均17.3点に、大会トップの8.5アシストを叩き出していたプレーメーカーの離脱は大きな痛手だ。
  　グループ３位は、上記２強以外の３チームに勝利したフィンランド。イギリス戦では圧巻の43得点、続くモンテネグロ戦とリトアニア戦ではダブルダブルと、エースのラウリー・マルッカネン（ユタ・ジャズ）が気を吐いている。

　残るスウェーデン、モンテネグロ、イギリスは１勝４敗同士で並んだが、３者間の得失点差によりスウェーデンが４位で次ラウンド進出を決めた。

　グループAとBの勝ち抜け同士が対決するラウンド16 の組み合わせは以下の通りだ。

トルコ（A1） vsスウェーデン（B4）
ドイツ（B1）vsポルトガル（A4）
リトアニア（B2）vs ラトビア（A3）
セルビア（A2）vs フィンランド（B3）

　今大会の最注目国に踊り出たトルコに、優勝候補のドイツとセルビアが順当に勝ち上がるか。さらにリトアニアとラトビアのバルト対決も必見。会場のシャオミ・アリーナは大いに盛り上がりそうだ。

文●小川由紀子

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