結果的にドンチッチに39得点を奪われたが、粘り強い攻めで見事な逆転勝利を収めた。代表歴の長いティーマンにドイツ代表の強さを問うと、独特の表現で返してくれた。
「例えるなら、しっかり油が行き届いたマシン、って感じかな。長い間一緒にやっているから、お互いのためにプレーするというのが身体に染み込んでいるんだ。誰がシュートを決めるとか、決定的なプレーをするかとかは自分たちにとってあまり関係ない。どんな時もお互いを励まし合い、そして互いの背中を見てプレーしている。それが僕たちのチームの一番の強さだと思うよ」
そんな長年ともに戦ってきたメンバーに、今大会はブラジル人の父とドイツ人の母を持つオスカーとトリスタンのダ・シウバ兄弟が加わった。
兄のオスカーは昨年のパリ五輪にも出場。24年のドラフトでオーランド・マジックから18位指名を受けて昨季NBAデビューしたトリスタンは、この大会が初の国際トーナメント出場となっている。
そのトリスタンは、スロベニア戦では第3クォーターの終わりを告げるブザーが鳴るなか、ハーフライン付近から超ロングシュートを決めた。これはチームに3点以上のインパクトをもたらし、逆転へ向けてのブースターとなった。
「あのビッグプレーは流れを変えた瞬間だった。第4クォーターの最初のポゼッションで得点したのも彼だった。彼らのような新加入の戦力たちが、エネルギーを加えてくれている」とティーマンも絶賛する。
「リガに来てからの2試合はどちらも苦戦した。外から見ているほど、自分たちにとって楽な試合はまったくなくて、本当に力を出し尽くさないといけなかった。この大会に参戦しているのはいずれも強豪ばかりだ。
(準決勝で対戦する)フィンランドはグループリーグの雪辱(91-61でドイツが勝利)を果たそうと奮起していると思う。だから厳しい試合になることは間違いない。だけどもちろん勝つ自信はあるし、残る2戦、全部勝ち切りたいと思っているよ!」
そんなティーマンは、Bリーグでの経験が選手としての成長に確実にプラスになっていると語る。
「それは間違いない。ヨーロッパでプレーしていた時よりも責任ある役割を任されているし、よりチームを引っ張る立場にある。そうした経験は、成長する上で本当に助けになってくれるんだ」
大会中も、群馬のチームメイトや、ユースチームのメンバーたちから激励のメッセージをもらっているらしい。
「Bリーグのファンのみんなも僕のことを応援してくれていたらとてもハッピーだし、そうした激励をもらえることを誇りに思う。ここでしっかり良い結果を出して、その成果を日本に持ち帰るよ!」と、頼もしいコメントを残したティーマン。
運命の準決勝は、12日(日本時間12日23時)にティップオフだ。
文●小川由紀子
ユーロバスケット準々決勝で敗退のスロベニア。ドンチッチは自身のプレーと“ジャッジ”に憤り「もっとうまくやるべきだった」<DUNKSHOOT>
フィンランドがユーロバスケット4強入り!「非常に誇らしく思う」日本の横浜BCでも指揮を執るトゥオビHCの哲学に選手が共鳴<DUNKSHOOT>
「例えるなら、しっかり油が行き届いたマシン、って感じかな。長い間一緒にやっているから、お互いのためにプレーするというのが身体に染み込んでいるんだ。誰がシュートを決めるとか、決定的なプレーをするかとかは自分たちにとってあまり関係ない。どんな時もお互いを励まし合い、そして互いの背中を見てプレーしている。それが僕たちのチームの一番の強さだと思うよ」
そんな長年ともに戦ってきたメンバーに、今大会はブラジル人の父とドイツ人の母を持つオスカーとトリスタンのダ・シウバ兄弟が加わった。
兄のオスカーは昨年のパリ五輪にも出場。24年のドラフトでオーランド・マジックから18位指名を受けて昨季NBAデビューしたトリスタンは、この大会が初の国際トーナメント出場となっている。
そのトリスタンは、スロベニア戦では第3クォーターの終わりを告げるブザーが鳴るなか、ハーフライン付近から超ロングシュートを決めた。これはチームに3点以上のインパクトをもたらし、逆転へ向けてのブースターとなった。
「あのビッグプレーは流れを変えた瞬間だった。第4クォーターの最初のポゼッションで得点したのも彼だった。彼らのような新加入の戦力たちが、エネルギーを加えてくれている」とティーマンも絶賛する。
「リガに来てからの2試合はどちらも苦戦した。外から見ているほど、自分たちにとって楽な試合はまったくなくて、本当に力を出し尽くさないといけなかった。この大会に参戦しているのはいずれも強豪ばかりだ。
(準決勝で対戦する)フィンランドはグループリーグの雪辱(91-61でドイツが勝利)を果たそうと奮起していると思う。だから厳しい試合になることは間違いない。だけどもちろん勝つ自信はあるし、残る2戦、全部勝ち切りたいと思っているよ!」
そんなティーマンは、Bリーグでの経験が選手としての成長に確実にプラスになっていると語る。
「それは間違いない。ヨーロッパでプレーしていた時よりも責任ある役割を任されているし、よりチームを引っ張る立場にある。そうした経験は、成長する上で本当に助けになってくれるんだ」
大会中も、群馬のチームメイトや、ユースチームのメンバーたちから激励のメッセージをもらっているらしい。
「Bリーグのファンのみんなも僕のことを応援してくれていたらとてもハッピーだし、そうした激励をもらえることを誇りに思う。ここでしっかり良い結果を出して、その成果を日本に持ち帰るよ!」と、頼もしいコメントを残したティーマン。
運命の準決勝は、12日(日本時間12日23時)にティップオフだ。
文●小川由紀子
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