ボールはザイオン初出場からの14試合で計116アシストを記録。そのうちザイオンのフィニッシュが約30％（35本）を占め、2位イングラムの13％を大きく離していることからも、2人のコンビネーションがペリカンズの生命線になっていることがうかがえる。

　ボールはザイオンについて、「彼は驚異的なアスリートであり、技術も十分にある。速攻と同じくらい、ポストアップ、ショートロールでも彼を使える。得点パターンが多彩だから止めるのが難しい」と話し、大型新人を高く評価している。
  『CBSスポーツ』は「ロンゾ・ボール、ザイオン・ウィリアムソンは特別相性がいい、ペリカンズを“必見チーム”に変えた」と伝え、『USAトゥデイ』も「ボールとウィリアムソンのケミストリーの良さは特別驚くことではない。両者とも素晴らしい感性を持っている」と注視。今やペリカンズで最も目を引くのはこの２人と言っていい。

　２月２日（同３日）のヒューストン・ロケッツ戦では、ザイオンが第４クォーターに４分間もボールを触れず、逆転負けを喫した。いかにザイオンにパスを回せるかはボールの真価が問われるところであり、レギュラーシーズン残り24試合、チームが２年ぶりのプレーオフ進出を果たせるかは結成１年目の若きデュオがカギを握ると見て間違いないだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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