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NBA

八村塁が15得点、7リバウンド!オールスタービッグマンのゴベア相手に奮闘するも、ウィザーズは…

秋山裕之

2020.02.29

FG成功率60%と高確率でシュートを決めた八村だったが、後半は4点にとどまり、チームは逆転負けを喫した。(C)Getty Images

FG成功率60%と高確率でシュートを決めた八村だったが、後半は4点にとどまり、チームは逆転負けを喫した。(C)Getty Images

 後半に入り、ウィザーズはジャズに逆転を許す中、八村はゴベア相手にポンプフェイクでタイミングを外し、ファウルを誘発して2本のフリースローを確実に沈める。しかしその後はプルアップジャンパー、オフェンシブ・リバウンドからゴベア相手にショットを放つもミス。

 それでも、ボールを持ってハンドオフのスクリーンに行くと見せかけて強引にドライブし、第3クォーター残り4分45秒にゴベアの前からレイアップを放り込んだ。

 第4クォーターは最初からコートに立ち、残り9分に再びベンチへ。勝負所となった残り4分34秒に再び戻るも、ミッチェル、ボグダノビッチに加えて控えのジョーダン・クラークソン、ジョー・イングルズらに活躍を許してしまい、119-129でウィザーズは敗れた。

 ジャズでは重要な場面で3ポイントを連発したミッチェルが30得点、8リバウンド、3アシスト、復調したボグダノビッチが21得点、ゴベアが9得点、9リバウンド、3スティール、4ブロック。ベンチスタートのクラークソンが20得点、イングルズが10得点、7リバウンド、6アシストと続いた。
 
 一方のウィザーズは、ビールがゲームハイの42得点に5リバウンド、10アシスト、2スティール、トーマス・ブライアントが16得点、トロイ・ブラウンJr.が11得点、4アシスト、シャバズ・ネイピアーが10得点。

 八村は32分6秒の出場時間で15得点、7リバウンド、3スティール。フィールドゴール60.0%(6/10)、3ポイント50.0%(1/2)、フリースロー100.0%(2/2)と、まずまずのパフォーマンス。

 チームのフィールドゴール試投数98本のうち、ビールが33本も放っており、2番目に多かったのは八村とブライアントの10本。ビール頼みな状況には変わりないだけに、相手チームがエースに対して厳しいディフェンスを仕掛けるのは当然だった。

 その中で、この日はビール自身も10アシストを記録。ネイピアーがプレーメイクよりもシューティングへ意識が傾いていたこともあり、スコアリングだけでなくプレーメイクも務めていた。

 強豪揃いのウエストのチームから勝利を奪うためには、八村やブライアント、ベルターンスといった選手たちが相手ディフェンスを打開し、アグレッシブにショットを放って決めていくことが勝利を手繰り寄せるポイントとなるだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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