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NBA

今季2度目の無得点と沈黙した八村塁。オフェンス面で不振の理由は“ディフェンスでの貢献を意識しすぎ”?

秋山裕之

2020.03.09

故障で途中退場したバトラー(中央)の穴を、アデバヨやナン、ロビンソンらヒートの若手がカバーした。(C)Getty Images

故障で途中退場したバトラー(中央)の穴を、アデバヨやナン、ロビンソンらヒートの若手がカバーした。(C)Getty Images

 前半は両軍ともミスが多く、ヒートは11本、ウィザーズは8本のターンオーバーを記録。その反面ヒートは50.0%(7/14)、ウィザーズも50.0%(11/22)と3ポイントが好調で、個人ではビールが80.0%(4/5)、ベルターンスも62.5%(5/8)と高確率で沈めてみせた。

 八村は両チームトップの20分29秒コートに立ったものの、シュートは3本放って1本も決まらず。4リバウンド、2アシスト、1スティールを記録したものの、無得点に終わった。

 第3クォーターは両チームともショットミスとターンオーバーを多発し、ヒートが15点、ウィザーズが18点とロースコアな展開に。そんな状況下で、第4クォーター序盤を含めてベルターンスとネイピアーが奮闘し、ウィザーズがヒートに食らいついていく。

 対するヒートは、第3クォーターに大黒柱バトラーが左足を痛めて離脱したものの、若手タレントが活躍。高さと速さ、パワーを兼備するアデバヨがウィザーズのペイントエリアを荒らし回り、ロビンソンとナンがアウトサイドシュートを的確にヒット。ゴラン・ドラギッチやケリー・オリニクらベテラン陣が彼らを援護射撃し、アンドレ・イグダーラやソロモン・ヒルといった新顔のタフなディフェンスも光った。
 
 ホームで勝利を手にしたかったウィザーズだが、終盤に突き放され89-100で敗戦。1月8日のオーランド・マジック戦と並び、今季最少タイの得点に封じられた。

 ウィザーズはネイピアーが27得点、7アシストを奪ったほか、8本の3ポイントを沈めたベルターンスが25得点をマーク。エースのビールは23得点をあげるも、後半はフィールドゴール(FG)成功数が1/14と大乱調で、連続25得点以上の記録は21試合でストップした。

 八村はファウルトラブルに陥りながら39分33秒プレーしたものの、昨年11月6日のインディアナ・ペイサーズ戦に続いて今季2度目の無得点。6リバウンド、3アシスト、1スティールを記録した一方で、FGは0/8、3ポイントも0/2に終わった。
 
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