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国内バスケ

【連載インタビュー】比江島慎「東京五輪はバスケ界にとって大きなチャンス。ラグビーW杯のような盛り上がりを見せたい」

ダンクシュート編集部

2020.03.11

洛南高ではウインターカップ3連覇など日本バスケ界のトップに君臨。特に地元・福岡勢との対戦は個人的にも思い入れがあったという。写真:徳原隆元

洛南高ではウインターカップ3連覇など日本バスケ界のトップに君臨。特に地元・福岡勢との対戦は個人的にも思い入れがあったという。写真:徳原隆元

――比江島選手は1年生から3年生までウインターカップで3連覇を経験していますよね。試合には入学してからすぐに出ていたんですか?

1年生の時はシックスマンだったのでベンチからでしたけど、入学する前から練習試合などには参加させてもらってましたし、最初から戦力として見てくれていたと思います。

――3年間で特に思い出に残っている試合はありますか?

やっぱりウインターカップは1番思い入れが強いですね。特に福岡県勢は勝手にライバル意識を持っていたので、大濠や福岡第一との試合はほかのどの試合よりも気合が入っていました。(注:福岡第一とは2年、3年時に決勝で対戦)負けたくないっていう思いが常にあって厳しい練習も乗り越えてこれたので、そのおかげもあって、成長をすごく感じられた3年間だったと思います。
 
――3年間でプレーにおける役割の変化などはありましたか?

1年生の時はただガムシャラにというか、とにかく試合に出たいというのが1番でした。得点を取れる選手は揃っていたので、黒子に徹するじゃないですけど、リバウンドだったりディフェンスや速攻に走ったりオールラウンドにやっていました。そんなに目立つ感じではなかったと思います。

2年生になったらエース格の先輩が抜けたので、その役割を僕が担うという感じです。点も取るしアシストも出すといった、より数字に直結する役割になりました。3年になった時にはもうエースの自覚じゃないですけど、自分がチームを引っ張るという思いはありましたね。

――普段の練習では主にどういったことに取り組んでいましたか?

パス&ランが洛南のスタイルだったので、1対1よりはそういった練習が多かったです。パスした瞬間にディフェンスは気を抜くことが多いので、パスしてスペースへ走る、という練習をひたすらやっていましたね。逆に福岡のバスケスタイルは1対1が多いので、小学校や中学時代とは別物というか。最初は「退屈だなぁ……」と思った時もありました。1対1させてほしいなと(笑)。

ただ、そこでパスの大事さや味方のためにスペースを空ける動きというのを知ることができました。コートにいる5人のスペーシングだったり、1対1以外の点の取り方は洛南に行ったから学べましたし、それは今にも生きています。Bリーグには洛南出身者が多いですけど、ほかの選手たちもそうなんじゃないかなと思います。
 
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