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国内バスケ

【連載インタビュー】比江島慎「東京五輪はバスケ界にとって大きなチャンス。ラグビーW杯のような盛り上がりを見せたい」

ダンクシュート編集部

2020.03.11

昨夏のW杯では5戦全敗と世界の壁を痛感。迎える東京五輪は、日本バスケ界にとって過去最大級のチャレンジとなる。(C)Getty Images

昨夏のW杯では5戦全敗と世界の壁を痛感。迎える東京五輪は、日本バスケ界にとって過去最大級のチャレンジとなる。(C)Getty Images

――大学からトップリーグに上がってからはいかがでしたか?

やっぱり外国籍選手がいるので、そこは大きいですよね。ドライブしても最初の頃はブロックされたりすることが多かったので、駆け引きがより大事になってくるなと。ただ、やれないことはないなと思いました。

――2020年東京五輪への思いを聞かせてください。

個人としても小さい頃からの夢というか、そこを目標に人生を捧げてきたといっても過言ではない、その舞台に今、手が届くところに来ています。まだ選ばれるかはわからないですけど、そのためには1日1日を無駄にせず、成長していきたいと思っています。

バスケ界としても、すごくチャンスの年になると思います。Bリーグができて年々盛り上がってきてはいますけど、国民的スポーツかと言われれば、まだそうではない。ラグビーがいい例だと思いますが、ああいった盛り上がりを見せられるように責任を持って代表で結果を出したいと思っています。
 
――実際に東京五輪でプレーしている自分の姿を想像していたりしますか?

そうですね。会場のさいたまスーパーアリーナでは実際にプレーしていますし、本番のことを思い浮かべたりはします。

――先ほど「責任」という言葉が出ましたが、今はワクワクする思いとプレッシャー、どちらが大きいですか?

今は不安だったり、マイナスのイメージが強いです。対戦するのはすべて僕らより強い強豪国ですし、いい結果が出せるのかと考えてしまいます。ですが、本番が近づいてきたらそれがワクワクに変わってくると思います。

【PROFILE】
ひえじま・まこと。1990年8月11日生まれ、福岡県出身。京都の洛南高校では1年時から主力として活躍し、ウインターカップで3連覇を達成。青山学院大学でも数々のタイトルを獲得し、2013年にアイシンシーホース三河(現シーホース三河)に入団した。1年目からスターターの座を掴み新人王を受賞すると、Bリーグ2年目の2017-18シーズンにはリーグMVPを獲得。18年8月にオーストラリアのブリスベン・ブレッツに移籍し、19年1月に現在所属する宇都宮ブレックスに加入。日本代表には2012年に初選出され、19年のW杯では予選・本戦とも全試合に出場した。
 

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