25年目の節目に際し、“ペニー”の愛称で親しまれたハーダウェイも自分たちはもっと正当に評価されて良かったと振り返っている。

「たまに考えるよ。もしファイナルを制していたら、人々は僕らが勝ったことについてもっと話していたと思う。でも、昔の話だ。プレーオフシリーズでブルズを最後に倒したチームはどこだったかい？　それは僕ら（マジック）だ。僕ら、子ども、孫たちにとっての歴史（的な出来事）だ。でも、僕らはその功績が十分に認められていない。たぶんタイトルを獲れなかったのが、功績が認められていない理由だろう」
  　大型司令塔ペニーと怪物センターのシャックは次世代のリーグを担うコンビとして期待され、マジックは“ネクスト・ブルズ”とも言われていた。しかし96年にシャックがフリーエージェントでロサンゼルス・レイカーズへ移籍し、その３年後にはペニーもフェニックス・サンズへトレード。儚くチームは解体となってしまったが、当時の無限の可能性はもっと評価されていいのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

【名場面PHOTO】ジョーダン最後のオールスター、コビー81得点、カーターの豪快ダンク……1999-2019 NBA名場面集