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NBA

「もうチャンスはないと思い知らされた」ジョーダンとのコンビで6度の優勝を果たしたピッペンが白旗を掲げたデュオとは?

ダンクシュート編集部

2020.04.14

ピッペンはキャリア晩年に所属したブレイザーズでコビー&シャック擁するレイカーズに3年連続で敗退。「1998年以降では彼らがベストデュオだ」と絶賛した。(C)Getty Images

ピッペンはキャリア晩年に所属したブレイザーズでコビー&シャック擁するレイカーズに3年連続で敗退。「1998年以降では彼らがベストデュオだ」と絶賛した。(C)Getty Images

“当事者”の1人であるピッペンは、スポーツジャーナリストのレイチェル・ニコルズ氏から「あなたとマイク(ジョーダン)以降、NBAでベストデュオは誰?」と問われると、「それは私にとっては簡単だよ」と即答した。

「シャックとコビーのデュオだ。彼らはマイクと私以降の最も偉大な選手の2人。私にはもうキャリアでタイトルのチャンスはないと思い知らされた。私がポートランドに移籍した時、彼らはリーグを支配していた。(ブレイザーズは)タレントが揃ったいいチームだと思っていたけど、シャック&コビーを止められなかった。1998年以降では彼らがベストデュオだろうね」

 当時のブレイザーズはピッペンのほか、スティーブ・スミス、ラシード・ウォーレス、アルビダス・サボニス、デイモン・スタッダマイアーら実力者を擁したが、3年連続でレイカーズに苦杯を舐めさせられた。ジョーダンとのコンビではなかったとはいえ、身をもってシャック&コビーの“凄さ”を知っているピッペンの言葉は説得力がある。
 
 また、別のインタビューでは今年1月26日にヘリコプター墜落事故で急逝したコビーについても惜しみなく語っている。

「コビーが入ってきた1996年、私はキャリアの全盛期だった。コビーはスペシャルな選手だ。生粋のカリスマプレーヤーとして高校からNBAにやってきて、今まで私が見たなかで最も偉大な選手の1人に進化した。マイケル・ジョーダンを崇拝した選手の1人だったが、様々な方法でマイケルを模倣して弱点を克服した。マイクとコビーは非常に近い存在。私が見たなかで最もカリスマ性のある選手だ。コビーは自分が最も偉大な選手として認知されたがっていたと思う。マイケルよりも優れているとね」

 どちらが史上最高のデュオだったかは見る者の意見によって分かれるだろうが、ピッペンはシャック&コビーが示した可能性を誰よりも高く評価していた。

構成●ダンクシュート編集部

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