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NBA

ネッツのデュラント、ウィザーズのウォールがリーグ再開後の復帰を否定。プレーオフを巡る東西8位争いの行く末は?

秋山裕之

2020.06.06

ウィザーズの司令塔ウォールも復帰を急ぐことはない模様。「来シーズン仲間とコートに立つことが待ちきれない」と語った。(C)Getty Images

ウィザーズの司令塔ウォールも復帰を急ぐことはない模様。「来シーズン仲間とコートに立つことが待ちきれない」と語った。(C)Getty Images

 ウォールも6月2日に『The Kevin Sheehan Show』へ出演した際に、「来シーズンまで待つことにする。これはもうすでに決断していたこと。つまり(シーズンが再開されたとしても)俺はプレーしないということさ」と今季中の復帰を否定した。

「今は練習しながらリズムを掴むようにしているところでね。それにこの2、3か月というもの、俺はチームメイトたちと一緒にいなかったし、ワークアウトさえもともにしていない。今のチームメイトたちとの間にケミストリーが芽生えていないからね。それが大きな要因だ。だから俺は今季プレーしないよ。チームメイトの皆には引き続き練習を重ねて向上してもらうようにするけどね。だからこそ、来シーズンに彼らとともにコートへ立つことが待ちきれないのさ」

 なお『ESPN』によると、3月3日に右肩の手術を受けたネッツのカイリー・アービングは、チームの一員としてオーランドには同行するも、プレーはせず、インアクティブの選手としてチームメイトたちを鼓舞することになる模様。また、マジックで今季平均12.0点、6.9リバウンド、1.4アシスト、1.56スティール、2.44ブロックと成長を遂げていたジョナサン・アイザックも復帰の予定はなさそうだ。
 
 アイザックは今年1月に左ヒザを手術して今季残り試合の全休を発表。マジックのバスケットボール運営部門代表のジェフ・ウェルトマンは、『96.9 The Game』へ出演した際に、「これまでと結論は変わらない。我々は彼が戻ってくるとは考えていない」と語った。

 ネッツはもともと今季全休が濃厚だったデュラントだけでなく、アービングも不在。一方、マジックは年明け以降をアイザック抜きで戦っており、ウィザーズも今季を通してウォールは不在だっただけに、マジックが7位へと浮上し、ネッツとウィザーズによる8位争いになることも予想される。

 もしウィザーズが8位チームと4.0ゲーム差以内でレギュラーシーズンを終えた場合には、“プレーイン・トーナメント”に突入する。そこでウィザーズが2連勝すれば、逆転で3年ぶりのプレーオフ返り咲きとなるだけに、最後まで目が離せない戦いになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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