ショウが指揮官を務めるセレクトチームは、来年のドラフト上位指名候補のジェイレン・グリーンを筆頭に、アイザイア・トッド、デイシェン・ニックス、そしてフィリピン出身で218cmの長身を誇るカイ・ソットが所属する、来季からＧリーグに新規参入予定の球団。現行のルールでは、ドラフトにアーリーエントリーするためには高校卒業後にカレッジ、あるいは海外のプロリーグなどで最低１年間プレーすることが義務づけられているおり、その期間を過ごすためのチームだ。
  　もっとも、このセレクトチームは他のＧリーグ球団やＮＢＡチームとは提携せず、独自の運営で将来有望な若手選手たちを育成していくものとなる。通常のシーズンには参戦しないものの、Ｇリーグのチームと12試合前後戦うことになるだろう、と現地メディアは報じており、若手有望株たちはＮＢＡ入りを前に、エキシビジョンゲーム、あるいはミニトーナメントのような形式で、プロチームと対戦するという貴重な経験を積むことができるはずだ。

　コミュニケーション能力に長けたショウならば、近い将来のＮＢＡ選手たちへ好影響を与える、良い指導者になれるに違いない。

文●秋山裕之（フリーライター）

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