専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ジョン・ウォールが東京五輪出場に意欲「プレーする機会を手に入れたいのは当然さ」

秋山裕之

2020.06.18

 今年2月10日にUSAバスケットボールが発表したオリンピックの候補選手44名の中に、チームメイトのブラッドリー・ビールは入っていたものの、ウォールの名前はなかった。しかし、ウォールは来年のオリンピックに興味を持っているようだ。

「赤と白、青のユニフォームを身にまとった時、自分たちの国を代表することになる。(ユニフォームの)後ろ側に“WALL”と刺繍されているかどうかに関係なく、俺はこの国を代表してプレーしたい。この国を代表することがどれだけ大きな意味を持つかは知ってる。だからこそ、オリンピックでプレーする機会を手に入れたいのは当然さ」

 ウォールはこれまで、アメリカ代表のキャンプには参加した経験があるものの、公式戦で国を背負ってプレーしたことは皆無。それどころか、ウィザーズに所属する選手たちは前身のブレッツ時代を含めて、オリンピックのロースターに入ったことがないだけに、ウィザーズ在籍10年目のウォールがプレーしたいと思うのは必然なのかもしれない。
 
 アメリカ代表は昨夏に中国で行なわれたワールドカップで歴代ワーストとなる7位に終わっただけに、東京五輪にNBA選手が参戦できるのであれば、金メダル奪回のためベストメンバーで臨むことが期待されている。

 そしてウォールは自身が入ることで、アメリカ代表が金メダルを獲得する手助けができると考えているという。

「俺は彼ら(代表チーム)が必要とするタイプ、ディフェンスができてチームを牽引していくポイントガード像に完璧にマッチすると感じている。しょっちゅう得点したりショットを放ったりしないからね。俺はただチームメイトたちをまとめていきたい。金メダルを取り返すこと以上に大事なことなんてないのさ。(金メダルを獲得することは)自分の経歴に加えたいことでもあるんだ」

 オリンピックは開催についても未決定の段階ではあるものの、もしウォールがNBA選手で構成されたアメリカ代表のオフェンスを任され、ファーストブレイクをリードすることとなれば、疾風のごとくリング下まで持ち込み、迫力満点のフィニッシュを演出してくれるに違いない。

文●秋山裕之(フリーライター)

【PHOTO】ロッドマン、ジョーダン、アイバーソン、シャック…NBA史に残る偉大なレジェンドたち!

■■■プロ野球はDAZNで!「THE DIGEST」から申し込むと今だけDAZNが2か月無料に!キャンペーンは6月23日(火)まで!■■■

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号