1946年の創設から74年。その長い歴史の中でNBAは何人ものスーパースターを輩出し、ファンを楽しませてきた。では、各チームの「歴代ベスト5」を選出したら、一体どんな選手が並ぶのか。『THE DIGEST』では、NBAに精通する識者に依頼し、全30チームのベストメンバーを選んでもらった。今回はリーグの初代王者であり、2010年代に黄金期を築いた近代NBAの象徴「ゴールデンステイト・ウォリアーズ」編をお送りする。
【ポイントガード】
ステフィン・カリー
1988年3月14日生。191cm・84kg。
在籍期間:11シーズン(2009年~)
成績:699試合、平均23.5点、4.5リバウンド、6.6アシスト
ウォリアーズにはNBAに革命を起こした選手が2人いる。1人は史上最高の得点製造機ウィルト・チェンバレン。そしてもう1人は、“ポイントガード(PG)=プレーメーカー”という旧来の概念を完全に覆してしまったカリーだ。
レイアップと同じような感覚で3ポイントを決めまくり、成功数は2013年から5年連続でリーグ1位。2015-16シーズンの402本は史上最多で、年間成功数ランキングの上位9位中5つはカリーが占めている。意外にも成功率でトップに立ったことは1度もないが、フリースロー成功率は4度1位の座を獲得。アシストも平均6.6本とまずまずで、2015-16シーズンには平均2.1本でスティール王にも輝いた。
盟友クレイ・トンプソンやケビン・デュラントの功績も大きいとはいえ、史上最高の攻撃型PGであるカリーこそ、2010年代のウォリアーズ王朝を打ち立てた一番の功労者であることに疑いはない。他の候補者として、創設初期の名PGガイ・ロジャース、クロスオーバードリブルの名手ティム・ハーダウェイは、他球団なら選出されて然るべき選手だろう。
【シューティングガード】
クレイ・トンプソン
1990年2月8日生。198cm・98kg。
在籍期間:9シーズン(2011年~)
成績:615試合、平均19.5点、3.5リバウンド、2.3アシスト
他のポジションは充実しているウォリアーズも、シューティングガード(SG)に関してはそれほど層が厚くない。オールスターに3回出場したジェフ・マリンズは“好選手”レベルで、名プレーヤーになる可能性のあったラトレル・スプリーウェルもヘッドコーチ(HC)の首を絞める事件を起こして自爆。ということで、“スプラッシュ・ブラザーズ”の片割れであるトンプソンが問題なくチーム入りとなった。
カリーに匹敵する3ポイントの達人として、通算の成功数と成功率はいずれもオールタイムの20位以内にランクイン。1試合での成功数でも、レギュラーシーズン(14本)とプレーオフ(11本)の両方で最多記録を保持している。さらに1クォーター37得点の新記録を打ち立てた超絶パフォーマンスは「マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)のチームメイトとして、私は数々の劇的なシーンを見てきたが、これほどのものにお目にかかったことはなかった」とスティーブ・カーHCを驚嘆させたほど。シーズンの3ポイント成功率が40%を下回ったことがない安定性の高さも特筆ものだ。
【ポイントガード】
ステフィン・カリー
1988年3月14日生。191cm・84kg。
在籍期間:11シーズン(2009年~)
成績:699試合、平均23.5点、4.5リバウンド、6.6アシスト
ウォリアーズにはNBAに革命を起こした選手が2人いる。1人は史上最高の得点製造機ウィルト・チェンバレン。そしてもう1人は、“ポイントガード(PG)=プレーメーカー”という旧来の概念を完全に覆してしまったカリーだ。
レイアップと同じような感覚で3ポイントを決めまくり、成功数は2013年から5年連続でリーグ1位。2015-16シーズンの402本は史上最多で、年間成功数ランキングの上位9位中5つはカリーが占めている。意外にも成功率でトップに立ったことは1度もないが、フリースロー成功率は4度1位の座を獲得。アシストも平均6.6本とまずまずで、2015-16シーズンには平均2.1本でスティール王にも輝いた。
盟友クレイ・トンプソンやケビン・デュラントの功績も大きいとはいえ、史上最高の攻撃型PGであるカリーこそ、2010年代のウォリアーズ王朝を打ち立てた一番の功労者であることに疑いはない。他の候補者として、創設初期の名PGガイ・ロジャース、クロスオーバードリブルの名手ティム・ハーダウェイは、他球団なら選出されて然るべき選手だろう。
【シューティングガード】
クレイ・トンプソン
1990年2月8日生。198cm・98kg。
在籍期間:9シーズン(2011年~)
成績:615試合、平均19.5点、3.5リバウンド、2.3アシスト
他のポジションは充実しているウォリアーズも、シューティングガード(SG)に関してはそれほど層が厚くない。オールスターに3回出場したジェフ・マリンズは“好選手”レベルで、名プレーヤーになる可能性のあったラトレル・スプリーウェルもヘッドコーチ(HC)の首を絞める事件を起こして自爆。ということで、“スプラッシュ・ブラザーズ”の片割れであるトンプソンが問題なくチーム入りとなった。
カリーに匹敵する3ポイントの達人として、通算の成功数と成功率はいずれもオールタイムの20位以内にランクイン。1試合での成功数でも、レギュラーシーズン(14本)とプレーオフ(11本)の両方で最多記録を保持している。さらに1クォーター37得点の新記録を打ち立てた超絶パフォーマンスは「マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)のチームメイトとして、私は数々の劇的なシーンを見てきたが、これほどのものにお目にかかったことはなかった」とスティーブ・カーHCを驚嘆させたほど。シーズンの3ポイント成功率が40%を下回ったことがない安定性の高さも特筆ものだ。