そのため、当時の状態を保つべく、フルツは毎日トレーニングを続けてきた。時には1日3時間をシューティングやボールハンドリング、コンディショニングに費やし、自宅のガレージにあるウェイトルームでワークアウトをこなしており、『Zoom』を用いてチームメイトたちやコーチングスタッフにルーティンワークをチェックしてもらってきたという。
フルツが所属するマジックは、現時点でイースタン・カンファレンス8位の30勝35敗(勝率46.2%)。9位のワシントン・ウィザーズ(24勝40敗/勝率37.5%)が5.5ゲーム差で迫っているものの、シーディングゲーム(順位決定戦)として7月末から行なわれる8試合で、マジックがプレーオフ出場を果たす可能性は高い。
というのも、0.5ゲーム差で追う7位のブルックリン・ネッツ(30勝34敗/勝率46.9%)の戦力ダウンが顕著だからだ。すでにケビン・デュラント(アキレス腱)、カイリー・アービング(右肩)、ウィルソン・チャンドラー(家庭の事情)の欠場が発表されており、29日にはディアンドレ・ジョーダンとスペンサー・ディンウィディーが新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことが発覚。ジョーダンは出場を辞退することを発表し、出場を希望するディンウィディーも症状が出ていることが明らかとなっているため、マジックが逆転するチャンスは十分あるだろう。
22チームがオーランドに集まる第二幕について、フルツは「誰もその会場を使ったことがなく、準備もできていないから、俺はAAU(アマチュア運動 連合)のトーナメントみたいになるだろうと思ってる」と話していた。
第二幕へ参戦する計22チームは、シーディングゲームとして各チームが8試合を行ない、終了時に各カンファレンの8位チームと9位チームが4.0ゲーム差以内であればプレーオフ出場権をかけてプレーイン・トーナメントを戦う。そこで8位チームが1勝、あるいは9位チームが2連勝すればプレーオフ最後のスポットを手にすることができる。
AAUやNBA全30チームがラスベガスに集結して行われるサマーリーグのように、最初の数試合を全チームが戦い、途中から試合に負けた時点でトーナメントから脱退というルールではないものの、第二幕はNBAでは前例がないケースなのは間違いない。
2年連続のプレーオフ出場を目指すマジックにおいて、フルツがどのようなパフォーマンスを見せて勝利に貢献することができるのか。マジック加入後に自信を深めたガードの活躍に注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)
フルツが所属するマジックは、現時点でイースタン・カンファレンス8位の30勝35敗(勝率46.2%)。9位のワシントン・ウィザーズ(24勝40敗/勝率37.5%)が5.5ゲーム差で迫っているものの、シーディングゲーム(順位決定戦)として7月末から行なわれる8試合で、マジックがプレーオフ出場を果たす可能性は高い。
というのも、0.5ゲーム差で追う7位のブルックリン・ネッツ(30勝34敗/勝率46.9%)の戦力ダウンが顕著だからだ。すでにケビン・デュラント(アキレス腱)、カイリー・アービング(右肩)、ウィルソン・チャンドラー(家庭の事情)の欠場が発表されており、29日にはディアンドレ・ジョーダンとスペンサー・ディンウィディーが新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことが発覚。ジョーダンは出場を辞退することを発表し、出場を希望するディンウィディーも症状が出ていることが明らかとなっているため、マジックが逆転するチャンスは十分あるだろう。
22チームがオーランドに集まる第二幕について、フルツは「誰もその会場を使ったことがなく、準備もできていないから、俺はAAU(アマチュア運動 連合)のトーナメントみたいになるだろうと思ってる」と話していた。
第二幕へ参戦する計22チームは、シーディングゲームとして各チームが8試合を行ない、終了時に各カンファレンの8位チームと9位チームが4.0ゲーム差以内であればプレーオフ出場権をかけてプレーイン・トーナメントを戦う。そこで8位チームが1勝、あるいは9位チームが2連勝すればプレーオフ最後のスポットを手にすることができる。
AAUやNBA全30チームがラスベガスに集結して行われるサマーリーグのように、最初の数試合を全チームが戦い、途中から試合に負けた時点でトーナメントから脱退というルールではないものの、第二幕はNBAでは前例がないケースなのは間違いない。
2年連続のプレーオフ出場を目指すマジックにおいて、フルツがどのようなパフォーマンスを見せて勝利に貢献することができるのか。マジック加入後に自信を深めたガードの活躍に注目していきたい。
文●秋山裕之(フリーライター)