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NBA

"ブレイクシーズン"を送るイングラムが再開へ意気込み!逆転でのプレーオフ進出に向け、"ソフトな対戦日程"も追い風に

秋山裕之

2020.07.10

 2年ぶりのプレーオフ進出に向けて、8試合のシーディングゲーム(順位決定戦)へと挑むペリカンズ。イートワン・モアが「オーランドで行なわれる試合は、どれもプレーオフのように感じるだろうね」と語れば、インサイドの守備を牽引するデリック・フェイバーズも「チームメイトたちはディフェンスで俺とドリューに目を向けてくれる。俺たちは互いにコミュニケーションを取ることが大事になる。そこで俺たちは自分たちの経験を共有しようとしているんだ。このチームには有能なディフェンダーが揃ってるからね」と意気込む。

 シーズン中断期間もチームのトレーニング施設でリハビリを続けたザイオンは、身体のシェイプアップに成功。司令塔のロンゾ・ボールも良好なコンディションをキープしており、イングラムとの連携も大いに期待できる。

「俺たちはすごくワクワクしてるんだ。チームとして流れを作り出し、毎日向上することができていると思う。もちろん、俺たちはまだ望んでる位置には達していないし、そこまでの道のりは長い。でもちょっとずつでも近づいて、自分たちが望む場所まで上り詰めたいね」
 
 ペリカンズは再開後初戦となる30日にユタ・ジャズ、8月1日にロサンゼルス・クリッパーズと、すでにプレーオフ出場を決めている上位チームと戦うものの、残りの6試合の相手はいずれも勝率5割未満で、プレーオフを争うライバルとの直接対決が待ち構えている。

 イングラムやザイオン、ホリデーら有望なタレントを擁するペリカンズが万全の状態でシーディングゲームを迎えることができれば、ウエスト8位へ浮上、あるいは2戦必勝のプレーイン・トーナメント(8位と9位が4.0ゲーム差以内であれば開催)の出場権を勝ち取る可能性は十分あるのではないだろうか。

 今季ブレイクを果たしたイングラムにとっても、キャリア初のプレーオフ出場を果たして、気持ちよくオフシーズンを迎えたいところだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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