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NBA

“バブル”行きを逃したが未来は明るいウォリアーズ。同様に来季の飛躍が期待できる東の球団とは?

北舘洋一郎

2020.08.10

 ルーキーシーズンに1年だけウォリアーズに在籍したOBのクリス・ウェバーは、「ここからがスティーブ(カーHC)の腕の見せ所だ」と語る。「ウォリアーズの今シーズンはコロナの影響を受けて終了したが、すでに来シーズンへ向けての準備が始められている。選手人事のところから、来シーズンもプレーする選手へのインプットまでいろいろな部分で進められている」と長期の準備期間を前向きに捉えている。

 チームの主力であるカリー、トンプソン、ドレイモンド・グリーンにとっても長期による準備期間はプラスに働くはずだ。彼らは2015年から昨季まで、プレーオフを含めて年間約100試合を戦ってきた。だがカリーは32歳、トンプソンとグリーンは今年30歳を迎え、少しずつ世代交代の時期も近づいている。それでも今季とこの夏を“休暇”に充てたことで、精神的にも肉体的にもリフレッシュされ、万全のコンディションで来季の開幕を迎えることができるだろう。
 
 また、現在アトランタに住んでいるウェバーはホークスとの交流もあり、7月末から再開されたシーディングゲームに参加できなかったホークスのようなチームを、「大きなチャンスだ」と言う。

「スケジュールに余裕が生まれたこのオフ期間を有意義に過ごせたチームは、来シーズンにジャンプアップする可能性がある。なかでも特に何とかしたいと思って精力的に活動しているのが、ホークスのヘッドコーチのロイド・ピアースと司令塔のトレイ・ヤングだろう」

 多くの若いタレントを有するホークスは、今季開幕前には躍進も期待されていたが、終わってみれば前年を下回るカンファレンス14位に低迷。ヤングは2年目にしてオールスターに選ばれるなど飛躍を遂げたものの、ウォリアーズと同じく育成と勝利を両立することはできなかった。

 そのヤングは、自身のモチベーションのひとつにホークスに入団した経緯を挙げている。2018年のドラフトで、自身を5位指名したダラス・マーベリックスが、ホークスが3位指名したルカ・ドンチッチとトレードしたことについてだ。
 

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