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NBA

“バブル”行きを逃したが未来は明るいウォリアーズ。同様に来季の飛躍が期待できる東の球団とは?

北舘洋一郎

2020.08.10

ピアースHC(右)率いるホークスは、オールスターに成長したヤング(左)を中心に来季のジャンプアップを狙う。(C)Getty Images

ピアースHC(右)率いるホークスは、オールスターに成長したヤング(左)を中心に来季のジャンプアップを狙う。(C)Getty Images

「トレードがあったことが問題とかではない。純粋にドンチッチとはドラフトの時になにかの縁があったんだろう。彼の活躍は言うまでもなく素晴らしいもので、自分はそれ以上の試合ができるようになると信じてプレーしている。彼のチームと少なからずライバルとして戦えるところまで早く行かねばという思いは大きい」とヤングは言う。

 ホークスで注目すべきは、ピアースHCだろう。NBAの若手コーチの中でもここ数年で評価を高めている存在だ。2007年からクリーブランド・キャバリアーズのアシスタントコーチに就くと、フィラデルフィア・76ersなど複数のチームでのコーチ経験を経て18年にホークスのヘッドコーチに就任。44歳ながらアメリカ代表のアシスタントコーチも務め、指揮官のグレッグ・ポポビッチにも太鼓判を押されている。
 
 ホークスの共同オーナーであるグラント・ヒルは「コーチは当然、チームを勝利に導く術を持っていることが重要。ただ、ピアースはコートでの振る舞い以前に人格者だ。ホークスに限らず、これからのスポーツ界は誰からも慕われるような人格こそ、リーダーとなる人が持たねばならない資質だ」とピアースを評価している。

 4か月以上の中断を経て上位22チームで再開されたNBAだが、成績によって参加を見送られた残り8チームも、この状況の中で活動が止まっているわけではない。

「バブルに参加していないチームの方が、コロナ対策を独自で行なう分チーム活動は苦労が多いかもしれない。しかし、この今までなかった経験を来シーズンにどうつなげるかを模索しながら、常にレベルアップを図ろうとしている」とヒルは語っている。

 少し早い話かもしれないが、今季を一足早く終えたウォリアーズやホークスが、どのように進化して来シーズンを迎えるのか大いに注目したいところだ。

文●北舘洋一郎

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