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NBA

八村塁はショットが不発…連携不足を露呈して6連敗のウィザーズは、シーディングゲーム全敗の可能性も

秋山裕之

2020.08.10

 八村も11得点、8リバウンドと2桁得点こそあげたものの、フィールドゴール(FG)成功率36.4%(4/11)、フリースローは放った3本すべて沈め、3ポイントは0/1。ショットが不発に終わり、第4クォーターは出場しなかった。

 この日決めたFGは4本中2本がレイアップで、残りはオフェンシブ・リバウンド争いを制してのティップイン、そしてプルアップジャンパー。ペイントエリアの密集地帯でショットを放り込んだものの、ボールプッシュから持ち込んだレイアップはオフェンシブ・ファウルを取られ、ポールとのミスマッチでも得意のプレーからショットを放ったが、リングにかすりもしないなど欲しいところで決め切れなかった。

「最初から積極的に、身体を張っていこうと思いました」という八村は、その言葉通り4本のオフェンシブ・リバウンドを奪取。ただ、フィジカルに長けたアダムズ、リムプロテクターのノエルが不在だったサンダーはベストメンバーとは程遠く、むしろペイントエリアでもっと暴れるシーンを観てみたかったのが正直なところだ。
 
 また、右肩のケガで第二幕への出場を辞退したブラッドリー・ビールとのやり取りについても聞かれ「ブラッドからは『もっと思い切って行け』とか言われましたし、チームもこういう状況なので、しっかりと学んで、大変な時でもどれだけ自分の力を出せるか、とか、『ちゃんとやってこい』と連絡がきました。彼が言ったとおり、この次の2試合も来年につながるように、しっかりと終わらせられたらいいなと思います」と返答した。

 シーディングゲームのなかで、積極的にリムへ向かっていることは見て取れるのだが、いかんせんチームがまとまりきれていない。この試合でもウィザーズは序盤からターンオーバーを連発。チームメイト同士の連携不足が明確なバッドパスも見られ、チャンスをむざむざと潰してしまったことが悔やまれる。

「うちの選手たちもよく戦った。彼らはいい癖をつけようと取り組んできている。なんとか次の2試合で、勝利として実ることを願っているよ」とはスコット・ブルックス・ヘッドコーチ。ただ、1勝への道のりは厳しいと言わざるをえない。
 

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