コールマンによれば、２人の対戦時には常にトラッシュトークの連続だったという。

「ヘイ、どんなプレーを見せてくれるんだ？」
「誰も俺を守れない。40点は取るぜ」
「お前のようなクソ野郎は40点も取れない」

「俺たちは試合中、２人の世界に入って、それこそ汚い言葉を言い合っていた。俺たちが育ってきた時にやっていたバスケットボールのスタイルだったからね。コート上のいたるところで、笑いながら言い合ってたよ」
  　もっとも、シャックも黙ってはおらず、同年４月23日のリベンジマッチではダンクでゴールを破壊。これは今でも伝説のプレーとなっている。

「次の対戦でも俺たちは言い合っていたけど、（ネッツの）ドゥエイン・シンサスがダンクの餌食になった。あれはみんなショックを受けたよ。みんな唖然と口を開けて、『バスケットリングをぶっ壊しやがった』ってね」

　シャックがルーキーだった1992－93シーズンの攻防は、２人の中でも印象的な出来事として今なお刻まれているようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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