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NBA

【NBAデュオ列伝】ロビンソンに課せられた孤軍奮闘と勝てない日々。そして訪れた“最高の相棒”ダンカンとの出会い|前編

出野哲也

2020.09.06

 元サンアントニオ市長のヘンリー・シスネロスは「私はジミー・カーター以降のすべての大統領候補者に会ったことがあるが、デイビッドほど人を引き付ける魅力、カリスマ性、知性を兼ね備えた人物はそうはいない。彼には間違いなく大統領になる資質が備わっている」とまで断言している。

 ただひとつ、ロビンソンに欠けていたものがあった。それはチャンピオンリング。スパーズのサポーティングキャストは弱く、ロビンソンのワンマンチームに近い状態が続いていた。とりわけインサイドは脆弱で、ロビンソン1人に多大な負担がかかっていたのである。

 スパーズがプレーオフで敗退を続けると、次第にロビンソンに非難の声が向けられるようになった。“バスケットボールに対して真摯に取り組んでいない”、“勝者になるには人が良すぎる”……。ロビンソンに限らず、スパーズのメンバー全員にそうした傾向があったため、リーダーのロビンソンが矢面に立たされたのだった。
 
 そこで1993-94シーズンには、デトロイト・ピストンズからリーグ最高のリバウンドマシン、ロッドマンを獲得。インサイドの強化と、大人しいチームの雰囲気を打破するための、二重の目的が込められた補強だった。

 ロッドマンは期待に応え、その年平均17.3リバウンドを奪取。守備面での負担が軽くなったロビンソンの平均得点はキャリアハイの29.8点まで上昇し、シーズン最終戦のロサンゼルス・クリッパーズ戦では71得点をあげ、シャキール・オニール(オーランド・マジック)を逆転して得点王のタイトルを手にした。

 ヘッドコーチのジョン・ルーカスがロッドマンを巧みに操縦したこともあって、チーム内で軋轢が起こることもなし。ロビンソンとロッドマンの関係も当初は上手くいっており、このトレードは大成功したかに思えた。

 しかし、これ以上ないほどクリーンなロビンソンと、これ以下はないほどダーティーなロッドマンが共存できるわけがなく、ほどなくして亀裂が入ってしまう。
 
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ロビンソンのケガで最下位に沈んだスパーズだったが、幸運が転がり込む

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