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NBA

【NBAデュオ列伝】ロビンソンに課せられた孤軍奮闘と勝てない日々。そして訪れた“最高の相棒”ダンカンとの出会い|前編

出野哲也

2020.09.06

 1994-95シーズン、ロビンソンは個人として最高の栄誉であるシーズンMVPを受賞。チームもレギュラーシーズン最高勝率を記録し、“今度こそ”と期待は高まった。

 ところが迎えたプレーオフで、ロッドマンはチームの規律に違反して出場停止を命じられる。ディフェンスの要を失ったスパーズは、カンファレンス決勝でヒューストン・ロケッツに敗北。アキーム・オラジュワンに翻弄されたロビンソンは、“大舞台で弱い男”とのレッテルを貼られてしまった。

 この年を最後に移籍したロッドマンは、トレード先のシカゴ・ブルズで、ロビンソンを始めとするスパーズの面々を侮辱する発言を繰り返す。さらに悪いことに、1997年はロビンソンが背中を痛めて6試合しか出られず、スパーズはわずか20勝と最悪のシーズンを送った。

 しかし、下位に沈んだおかげで、スパーズはドラフト1位指名権を得る。チーム再建の切り札は、カレッジバスケットボール界の超目玉、ウェイクフォレスト大のティム・ダンカン以外考えられなかった。
 
■ダンカンの加入により、最強ツインタワーが完成

 ダンカンの指名を、誰よりも喜んだのがロビンソンだった。

「とてもエキサイトして、妻にも電話でダンカンを指名できたことを伝えたほどだよ。私はもう何年も、自分の助けになる選手を求めていたのだからね」

 ロビンソンはダンカンの入団が決まると、早速自宅に招いて一緒にトレーニングを積んだ。すでにその時点で、攻撃面ではダンカンが自分より優れていることをロビンソンは認めたという。ダンカンこそスパーズを優勝に導ける男であり、やがては自分にとって代わる男であることを彼は確信した。

 何よりロビンソンが気に入ったのは、ダンカンが人間的にも優れていることであった。長年NBAを取材してきたスポーツライターのピーター・ベッシーは「彼は理想的なチームメイトだよ。他人の悪口は口にしないし、落ち込んでいる時でもそれを決して表には出さない。自分の気分が他人に感染しないようにしているんだ」とダンカンの人間性を絶賛している。
 
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チームの中心はロビンソンからダンカンへ。そして悲願の初優勝

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