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NBA

セルティックスとのイースト決勝に闘志を燃やすバトラー「きっと究極のやり合いになると思う」

秋山裕之

2020.09.13

「俺たちはみんな、自分たちの方が良いチームだと思っている。この場には来るべくしてきたんだ、とね。俺はこのチームの連中が、俺と同じようにそう思っていることを気に入ってるんだ。ここまで俺たちは素晴らしい仕事をしてきたと思う。これから迎えるシリーズも、俺たち自身にかかっているということ。自分たちの運命は、俺たち自身が握っているのさ」(バトラー)

 両チームが前回イースト決勝で激突したのは、2012年のこと。当時のヒートはレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビッグ3を擁しており、対するセルティックスもポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレン、ラジョン・ロンド(現レイカーズ)と両軍にスター選手がズラリと並んでいた。実力伯仲となった好シリーズは、同年に優勝したヒートが4勝3敗で制している。
 
 ヒートは2011~14年まで4シーズン連続でファイナルへと勝ち上がり、うち2012、13年に連覇を達成。セルティックスもファイナルの舞台こそ2010年から遠ざかっているが、2017、18年に続いてここ4年間で3度目のイースト決勝進出となった。

 クラウダーとオリニクはセルティックスでプレーした経験があり、2017年のプレーオフではともに主力として活躍。古巣とのシリーズを前に、モチベーションは十分高まっていることだろう。

「当時の方が、今よりもずっといいチームだったとは思う。あの時はD-Wade(ウェイド)にブロン(レブロン)、C-Bosh(ボッシュ)というとんでもない選手たちがいたんだからな。でも、今を見ていてくれよ。(セルティックスと)ライバル関係にあるのは楽しいことだし、きっと究極のやり合いになると俺は思うね」

 セルティックスとのシリーズを前に、早くも興奮を隠せないバトラー。今はただ、NBAファイナル進出をかけて繰り広げられるであろう両チームの激しい戦いの幕開けを、楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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