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NBA

クリッパーズの「歴代ベスト5」は?PGとCは順当、フォワードはグリフィン&マッカドゥーの“ダブルPF”で構成!

出野哲也

2020.09.29

スミスはドラフト下位指名ながら1年目から主力として活躍。78年のオールスターでは27得点をあげ、チーム史上初のMVPに選ばれた。(C)Getty Images

スミスはドラフト下位指名ながら1年目から主力として活躍。78年のオールスターでは27得点をあげ、チーム史上初のMVPに選ばれた。(C)Getty Images

【シューティングガード】
ランディ・スミス

1948年12月12日生。191cm・81kg
在籍期間:9シーズン(1971~79)
成績:976試合、平均17.8点、4.2リバウンド、4.9アシスト

 シカゴ・ブルズ3連覇時のメンバー、ロン・ハーパーは1990年代前半にクリッパーズのエース的存在だった。しかし在籍期間の長さを考えれば、バッファロー時代のスターだったスミスを選ぶべきだろう。地元のバッファロー州大出身で、71年のドラフトでは7巡目104位の下位指名。だが1年目から主力となり、76年は平均21.8点でオールNBA2ndチームに選出。以後4年連続平均20点以上、脚力を生かした速攻からのダンクとジャンプショットを得意とし、78年のオールスターでは27得点を叩き出してMVPに選ばれた。

 通算得点とスティールは球団史上1位。またルーキーシーズンから11年間にわたり906試合連続出場し、これは97年にAC・グリーンに抜かれるまでのNBA記録だった。新記録を樹立した際には、鉄人の証としてゴルフのアイアンを贈られている。大学時代はサッカーと陸上競技でもオールアメリカンに選出され、プロサッカーとの二刀流に挑戦しようとしたこともあった。
 
【スモールフォワード】
ブレイク・グリフィン

1989年3月16日生。206cm・114kg
在籍期間:8シーズン(2009~18)
成績:504試合、平均21.6点、9.3リバウンド、4.2アシスト

 ブレーブス/クリッパーズにはSFで長く活躍した選手がいない(現役のレナードとジョージは在籍期間が短いため除外)。グリフィンは本来PFで、SFでプレーした経験はほとんどないけれども、チームの歴史上外せない選手とあって、”ダブルPF”として起用することにした。09年のドラフト1位で入団し、いきなりヒザのケガで全休したが、復帰した10-11シーズンは平均22.5点、12.1リバウンドで新人王。ロサンゼルス移転後ではチーム初の快挙だった。同年のスラムダンク・コンテストで披露した、自動車を跳び越えてのダンクもインパクト抜群だった。

 サイズと強靱さ、身体能力とパスセンスのすべてを併せ持ち、特にポールとのコンビネーションは抜群の相性だった。ルーキーシーズンから5年連続でオールスターに選ばれ、12年からは4年続けてオールNBAチーム入り。球団史上有数の人気選手だったが、次第に故障が目立つようになり、スーパースターの一歩手前でとどまったまま、17-18シーズン途中デトロイト・ピストンズへトレードされた。
 

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