【パワーフォワード】
ボブ・マッカドゥー
1951年9月25日生。206cm・96kg
在籍期間:5シーズン(1972~76)
成績:334試合、平均28.2点、12.7リバウンド、2.6アシスト
現在ではアウトサイドシュートの得意なビッグマンは珍しくなくなったが、マッカドゥーはその先駆的な存在だった。ブレーブスに入団した72年、平均18.0点で新人王に選ばれると、翌年は一気に30.6点まで引き上げタイトルを獲得。75年は34.5点、76年も31.1点で3年連続得点王に輝いている。伝説の守護神ビル・ラッセルが「彼は史上最高のシュート力を持つビッグマンではない。すべてのポジションを通じて史上最高のシューターだ」と絶賛していたほどで、コートのどこからでも思うようにシュートを決めた。
また身長208cmながらリバウンドも多く、74年はリーグ3位の15.1本を奪っている。「俺以上の選手は今までいなかったと思う」と自画自賛するのも頷けたが、全盛期は短く、76-77シーズン途中にニューヨーク・ニックスへトレードされてからはジャーニーマン化。80年代にはレイカーズのベンチプレーヤーとして再生した。純然たるPFとしては、低迷期を支えたエルトン・ブランド(01~08)も好選手だった。
【センター】
ディアンドレ・ジョーダン
1988年7月21日生。211cm・120kg
在籍期間:10シーズン(2008~18)
成績:750試合、平均9.5点、10.7リバウンド、0.7アシスト
ブレーブス/クリッパーズで最も多くコートに立ったのがジョーダン(750試合)だ。08年のドラフトで2巡目35位指名という低評価だったのは、攻撃力の低さが理由でもあったが、リバウンドとブロックを武器として3年目には先発センターに定着。13-14シーズンには平均13.6リバウンドでタイトル獲得、翌年には15.0本まで数字を伸ばして2年連続1位に。15-16シーズンはブロックも平均2.3本で2位に入った。
また攻撃ではシュートレンジがないに等しい代わりに、ゴール下でボールが回ってくれば確実に得点した。その結果、フィールドゴール成功率は13年から5年連続1位。16-17シーズンの71.4%はリーグ史上2位(当時)で、現在でも年間記録の3、4、5、9位を占めており、通算66.9%も2位以下を大きく引き離して1位である。バスケットボールの実力だけでなく「リーグ一給料の高いベストフレンド」とメディアが形容していたように、陽気で社交的な性格も大きな魅力だ。
文●出野哲也
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ボブ・マッカドゥー
1951年9月25日生。206cm・96kg
在籍期間:5シーズン(1972~76)
成績:334試合、平均28.2点、12.7リバウンド、2.6アシスト
現在ではアウトサイドシュートの得意なビッグマンは珍しくなくなったが、マッカドゥーはその先駆的な存在だった。ブレーブスに入団した72年、平均18.0点で新人王に選ばれると、翌年は一気に30.6点まで引き上げタイトルを獲得。75年は34.5点、76年も31.1点で3年連続得点王に輝いている。伝説の守護神ビル・ラッセルが「彼は史上最高のシュート力を持つビッグマンではない。すべてのポジションを通じて史上最高のシューターだ」と絶賛していたほどで、コートのどこからでも思うようにシュートを決めた。
また身長208cmながらリバウンドも多く、74年はリーグ3位の15.1本を奪っている。「俺以上の選手は今までいなかったと思う」と自画自賛するのも頷けたが、全盛期は短く、76-77シーズン途中にニューヨーク・ニックスへトレードされてからはジャーニーマン化。80年代にはレイカーズのベンチプレーヤーとして再生した。純然たるPFとしては、低迷期を支えたエルトン・ブランド(01~08)も好選手だった。
【センター】
ディアンドレ・ジョーダン
1988年7月21日生。211cm・120kg
在籍期間:10シーズン(2008~18)
成績:750試合、平均9.5点、10.7リバウンド、0.7アシスト
ブレーブス/クリッパーズで最も多くコートに立ったのがジョーダン(750試合)だ。08年のドラフトで2巡目35位指名という低評価だったのは、攻撃力の低さが理由でもあったが、リバウンドとブロックを武器として3年目には先発センターに定着。13-14シーズンには平均13.6リバウンドでタイトル獲得、翌年には15.0本まで数字を伸ばして2年連続1位に。15-16シーズンはブロックも平均2.3本で2位に入った。
また攻撃ではシュートレンジがないに等しい代わりに、ゴール下でボールが回ってくれば確実に得点した。その結果、フィールドゴール成功率は13年から5年連続1位。16-17シーズンの71.4%はリーグ史上2位(当時)で、現在でも年間記録の3、4、5、9位を占めており、通算66.9%も2位以下を大きく引き離して1位である。バスケットボールの実力だけでなく「リーグ一給料の高いベストフレンド」とメディアが形容していたように、陽気で社交的な性格も大きな魅力だ。
文●出野哲也
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